【転勤に関する調査】転勤のない企業を希望する20代が8割に迫る
約7割がコロナ禍で転勤を希望しなくなったと回答
「家族の近くに住みたい」「リモートでできることが増え、転勤の必要性を感じにくい」の声
株式会社学情(本社:東京都千代田区)は、20代の仕事観をひも解くために、アンケート調査を実施しました。今回は、「転勤」に関して調査。「転勤」のない企業を希望すると回答した20代が8割に迫りました。「環境を変えたくない」「実家の近くに住みたい」などの声が上がっています。また、「コロナ禍で『転勤』への意識が変化したか」という質問では、「転勤を希望しなくなった」と回答した20代が44.7%に上りました。「どちらかと言えば転勤を希望しなくなった」22.6%を合わせると、約7割が「転勤」を希望しなくなったことが分かります。「都道府県をまたぐ移動が制限されると、帰省しにくい」「家族の近くに住みたいと思うようになった」「リモートでできることが増えたので、わざわざ転勤する必要性を感じにくくなった」などの声が寄せられました。
【TOPICS】
- 「転勤」のない企業を希望する20代が8割に迫る
- 転職活動において、「転勤を意識する」と回答した20代が86.5%に達する。「意識しない」は6.4%に留まる
- 約7割の20代が「コロナ禍で転勤を希望しなくなった」と回答
【調査の背景】
働き手の意識の多様化や、終身雇用を前提とした日本型雇用が当たり前ではなくなりつつある今、「転勤」への意識も変化してきています。20代の転職希望者は、「転勤」をどのように捉えているのか、またコロナ禍でどのような変化があったのかを調査しました。
(1) 「転勤」のない企業を希望する20代が8割に迫る
「『転勤』のある企業とない企業のどちらを希望しますか?」という質問において、「転勤のない企業」「どちらかと言えば転勤のない企業」と回答した20代が、8割に迫りました。「環境を変えたくない」「実家の近くに住みたい」「家族や友だちといつでも会える環境で生活したい」などの声が上がっています。「転勤のある企業」「どちらかと言えば転勤のある企業」と回答した20代は、5.1%に留まりました。「転勤」のある企業を希望すると回答した20代からは、「海外赴任を希望している」「若いうちは、様々な土地で仕事をしてみたい」などの声が寄せられています。
(2) 転職活動において、「転勤を意識する」と回答した20代が86.5%に達する。「意識しない」は6.4%に留まる
転職活動において、「転勤」を「意識する」「どちらかと言えば意識する」と回答した20代が86.5%に達しました。「意識しない」「どちらかと言えば意識しない」の回答は6.4%に留まっており、大多数の20代が転職活動時に「転勤」の有無を意識していることが分かります。「転勤の有無によって、人生設計が変わる」「家庭を持ったときのことを考えると、転勤はないほうが良い」など、ライフプランを考慮し転勤の有無を意識する声が上がりました。また「転勤の有無により、給与などの待遇に差があるかも意識している」「転勤がキャリアアップの機会になることもあると思うので、プラスになるのであれば受け入れたい」「転勤自体が悪いことだとは思わないが、頻度や希望を出せるかは注目している」などの声も寄せられています。
(3) 約7割の20代が「コロナ禍で転勤を希望しなくなった」と回答
「コロナ禍で『転勤』への意識が変化したか」という質問では、「転勤を希望しなくなった」と回答した20代が44.7%に上りました。「どちらかと言えば転勤を希望しなくなった」22.6%を合わせると、約7割が「転勤」を希望しなくなったことが分かります。「都道府県をまたぐ移動が制限されると、帰省しにくい」「家族の近くに住みたいと思うようになった」「リモートでできることが増えたので、わざわざ転勤する必要性を感じにくくなった」などの声が寄せられました。移動の制限やリモートでの業務を経験し、意識に変化があったことが伺えます。一方、「転勤があっても許容するようになった」と回答した20代も約3割に達しました。「許容するようになった」とした20代からは、「オンラインでできることが増えたので、住む場所へのこだわりは低くなった」「外出や友人に会う機会が減ったので、必ずしも首都圏に住んでいなくても良いと思うようになった」などの声が上がっています。
■調査概要
・調査対象:[20代専門]転職サイト「Re就活」へのサイト来訪者
・調査方法: Webアンケート
・調査期間:2022年5月17日~2022年5月24日
・有効回答数:393名
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社学情/ 5月31日発表・同社プレスリリースより転載)