ジョブウェブ、2009年度卒業予定の学生対象
就職活動に関するアンケート調査を実施
人材採用コンサルティング会社のジョブウェブ(東京都港区、佐藤孝治・代表取締役社長)は2009年3月卒業予定の学生を対象に就職活動に関するアンケート調査を行った結果、就職活動初期の学生が会社を選ぶ基準として、過去2年の調査では「知名度」が最多の回答であったのに対し、今年の調査では「雰囲気・社風」が最も多く選ばれました。 近年の企業の採用活動では、採用活動自体の早期化や、企業による短期インターンシップの開催、ブログやSNSを使ったインターンシップ経験者や企業の採用担当者とのコミュニケーションなどが特徴として挙げられます。このような企業の採用活動の変化により、学生の企業への「雰囲気・社風」への注目が高まっていると考えられ、企業はこのような学生の意識の変化を踏まえた採用活動を進めることにより効果的な採用活動が実施できるものと思われます。 本アンケートの詳細につきましては、以下の通り、お知らせいたします。 【1】 企業選びの基準が激変 「業界」「企業の知名度」から「雰囲気・社風」へ <Q. 何を基準に企業を選んでいますか?> 今回の調査では、企業選びの基準として、「雰囲気・社風」という回答が最も多く寄せられました。前年、前々年の同調査(それぞれ2006年4月、2007年4月に実施)においてトップ2にランクインした「業界」、「知名度」は、今年はそれぞれ44%、30%と順位を大幅に落としました。この結果から、企業の規模や業界ポジションなどの「知名度」や「ステイタス」といった他人から評価されやすい指標から、人間関係が良好か雰囲気・人が自分と合うかどうかなどの「雰囲気や人間関係」、「やりたいことができるか」といった本人を重視する傾向にあると思われます。 学生が「業界」「知名度」「規模」を以前よりも優先しなくなりつつあるということは、中小企業やベンチャー企業にとって、インターンシップや説明会などの工夫次第で、学生を惹きつけるチャンスが広がっていると言えそうです。 【2】入社前の学生は会社に長く腰を据える覚悟 <Q. 新卒で就職した会社に何年位勤める予定でいますか?> 3年間で約3割が退職すると言われておりますが、今回の結果では勤務年数を3年未満と考えている学生はわずか4%しかいず、約5割の学生が15年以上勤めると考えていることがわかりました。 【3】学生の約6割が内定をもらえるか不安! <Q. 就職活動に対する意識を一番良く表している項目を一つ選んでください> 新卒採用は「売り手市場」と言われる昨今、一方では実態として「多くの企業から内定をもらえる学生」と「内定をもらえない学生」に二極化が見られます。「自分に合う会社から内定をもらえる」と回答した就職活動を楽観的にとらえている学生は、わずか15%程度にとどまっています。 【4】情報収集源は「企業主催のセミナー」と「インターネット」が主流 <Q. どんな方法で業界・企業についての情報を集めていますか> 就職活動の主な情報源として、昨年は「就職情報サイト」と「企業のホームページ」が選ばれたのに対し、今年は「企業主催のセミナー」と「インターネット」が選ばれました。企業が採用セミナーの開催時期を早期化させていること等により学生は、自ら書籍や業界本で企業を研究するよりも、セミナーに参加した方が効率的に情報を入手できると捉えていると思われます。 ■ 「09卒学生年末就職活動動向調査」概要 ・ 調査期間: 2007年11月20日〜11月21日 ・ 調査対象: 2009年度卒業予定のジョブウェブ会員学生 ・ 有効回答数: ジョブウェブ会員学生442名(属性:文系70%、理系29%、その他1%) ※ このリリースに関するお問い合わせや取材、資料ご希望の方は下記までご連絡ください 株式会社ジョブウェブ 広報担当デスク 株式会社コミュニケーションデザイン 担当:若林浩子(wakabayashi@cd-j.net) TEL:03-5545-1661/FAX:03-5545-1662 (ジョブウェブ http://www.jobweb.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・1月17日) |