【企業のパーパスと採用に関する調査】入社時に「企業のパーパスをかなり重視した」という回答がコロナ前後で倍増
採用担当者の87%が選考時にパーパスへの共感度合いを重視し、
32%はスキルより重視することもあると回答
ビジネスSNS「Wantedly」を運営するウォンテッドリー株式会社は、企業のパーパスと採用をテーマに行った調査結果について発表します。
■注目が集まる「パーパス」、求職側と採用側から合わせて1,340名が回答
Wantedlyが2012年2月にリリースされてから10年、ミッションやビジョン、パーパスに対する共感を軸にした人と会社の出会いを生み出してきました。そして今、各社が自社のパーパスを表明し、関連書籍が多数出版され「パーパス」という言葉が次第に注目を集める中、ウォンテッドリーでは求職者、採用担当者それぞれのパーパスに対する意識について調査を実施しました。
なお、本プレスリリースでは「パーパス=企業の存在目的や社会的意義」と定義しており、企業によって「ミッション」や「ビジョン」として定義していることが「パーパス」として捉えることができるとしております。
◆ 求職者側 調査結果サマリー
・ 入社時にパーパスを「かなり重視した」人は年々増加し、直近5年間で倍増
・ 給与よりもパーパスを重視して転職した事がある人は43%。今後そうすることがあると思う人は63%
・ パーパスに共感している人とそうでない人とでモチベーションが高い人の割合に2.5倍の差が
◆ 採用担当者側 調査結果サマリー
・ 選考時にパーパスへの共感度を重視すると87%が回答。スキルよりも優先する場合があると32%が回答
・ パーパスへの共感性を重視して採用した人の特徴として63%がモチベーションの高さについて言及
・ パーパスに共感する仕組み作りに注力しているのは78%。しかし53%が十分に浸透していないと回答
■求職者側の回答結果抜粋 年々高まるパーパスの重視度合い
パーパスをかなり重視して入社する人は年々増加し、直近5年間で倍増
入社時にパーパスを重視した人の割合を入社タイミング別で比較すると、「かなり重視した」という回答が2017年の18%から2022年の36%へと倍増しました。
■採用担当者側の回答結果抜粋 3社に1社がスキルよりパーパスを重視することも
採用時にスキルよりもパーパスへの共感度合いを重視することがあると32%が回答
採用時にスキルよりもパーパスへの共感度合いを重視することがあると32%が回答しました。
そう思う理由
「スキルは身に着けるものであって、スキルを身に着けられる力、素養があるかを判断している。」(IT企業、創業10年以内、東京都)
「スキル要件に満たない方が選考に参加されている場合でも、パーパスへの共感度が高ければその後の成長や組織への貢献が増大すると考えております。具体的には最終面接時に2時間時間をかけて擦り合わせをいたします。」(IT企業、創業11~30年、新潟県)
「特に新卒採用においてはそのようにしています。中途採用でも20代の第二新卒のような人材は、あまりスキルは問わず、パーパスへの共感度の方を重視しています。」(教育系企業、創業31~50年、東京都)
◆ 調査概要
・調査名:企業のパーパスと採用に関する調査
・対 象:求職者 及び 採用担当者(Wantedly利用者/非利用者の双方とも含む)
・期 間:2022年4月15日〜4月22日
・人 数:1,340名(求職者1,182名 及び 採用担当者158名)
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(ウォンテッドリー株式会社 / 5月25日発表・同社プレスリリースより転載)