【転職意識の実態調査】面接ではなく「まずは話を聞く」目的で企業と初期接点をもちたい転職検討層60%
人材流動性の高まりとともに「自分のキャリアの市場評価」や「将来のキャリア像」に関る情報を、企業を通じて直接得られる機会のニーズが増加
キャリアSNS「YOUTRUST」を運営する株式会社YOUTRUST(本社:東京都渋谷区、代表取締役CEO:岩崎由夏)は、終身雇用を当たり前としない転職潜在層の増加が進む中、「求職者・候補者の転職意識の実態」に関してインターネット調査を行いましたので、結果を報告させていただきます。
【調査結果】
■転職潜在層を含めた転職予備軍は、全体の約7割。一方で、転職を考えるときには「自分のキャリアの市場評価」や「将来のキャリア像」への不安を抱えている
終身雇用を前提としない価値観が広まる中で、転職に対して「転職を検討中」「良い案件があれば転職したい」と答える転職潜在層は、「積極的に転職先を探している」転職顕在層と合わせた「転職予備軍」とすると70.6%にものぼります。
一方で、転職を考える時に
1位:自分の経歴や経験で転職できるか(51%が不安と回答)
2位:今よりいい条件の仕事があるか(47%が不安と回答)
3位:自分がやりたい仕事がわからない(32%が不安と回答)
といった「自分のキャリアの市場評価」や「将来のキャリア像」の情報が不足していることに起因する不安を抱えることがわかりました。
■【転職経験者】転職先企業と最初に接点を持った時から、転職意思を固めているケースは少ない。「まずは話を聞く」目的で、接点をもつ転職検討層が過半数を占める
転職潜在層が増え人材の流動性が高まる中で、転職検討層が求める転職候補先企業との初期接点は、いきなり面接ではなく「まずは話を聞く」というカジュアルな性質に変わってきています。
転職を経験した人で、転職先と最初に接点を持った時から、その企業に転職しようと決めていた人は4割を下回り、過半数に当たる60%の人が、その企業に転職しようとは決めていなかったと答えました。
採用企業は、面接より前段階のカジュアル面談やネットワーキングといった、中長期目線での候補者との接点づくりを広げていくことが、採用売り手市場においても自社に必要な人材・タレントの獲得を成功させるポイントとなることが考えられます。
■タレントプールを魅力的と考える候補者は60.2%。また転職経験者に限ると73.8%が魅力的だと回答
タレントプールは、英語のタレント(Talent:才能)とプール(Pool:蓄える)をかけ合わせた造語で、HRtechにおいては「将来の採用候補者を蓄積するデータベース」として使われています。
今すぐ採用したい人だけでなく、将来的に採用したい人もデータベース化することは、転職予備軍に当たる求職者・候補者の視点では、企業のタレントプールに追加されると通知や連絡が届き、特別な情報を受け取ることができたり、採用担当者と気軽にコミュニケーションを取ったりすることができる場合もあります。
そんな「タレントプール」を魅力的と考える候補者は60.2%にもなり、さらに転職経験者に限ると73.8%もの人が魅力的だと回答しました。
<魅力的だと感じた理由>
・自分のことを「採用したい候補者」として評価している企業が分かるから
・自分が知らなかった企業と接点を作るきっかけになるから
・リアクションがあった企業とライトにコミュニケーションが取れるから
【調査概要】
対象者:全国の20歳〜49歳の男女(正社員・自営業・経営者)
サンプル数:3,300人
調査方法:インターネット調査
調査月:2022年2月
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社YOUTRUST/4月6日発表・同社プレスリリースより転載)