【ミドルシニアのキャリアと学びに関する調査】約50%が今後「IT・デジタル関連のスキル」が必要と回答
定額制の社員研修「Biz CAMPUS Basic」を提供する株式会社ラーニングエージェンシーは、2021年8月23日~10月15日の期間、ビジネスパーソン5,995人を対象に「ビジネスパーソンのキャリアや学びに関する意識調査」を行いました。今回はその中から「ミドルシニアの学びとキャリア」に関する結果を公表いたします。
*本調査では、40代~50代以上をミドルシニアとして定義しています。
■調査結果の概要■
- 95.3%のビジネスパーソンが新しい知識・スキルの習得が必要と回答。
知識習得のため動画視聴、セミナーへの参加が最も多いのは50代以上 - 半数以上のビジネスパーソンが社外研修の機会を希望。ミドルシニアは自身での学習を重視する傾向
- 専門領域の強化が年代共通の課題。
ミドルシニアの約半数が今後「IT・デジタル関連のスキル」の習得が必要と回答 - ミドルシニアのキャリアについて「今の働き方を継続したい」が最多で30%以上
■調査結果の詳細■
1. 95.3%のビジネスパーソンが新しい知識・スキルの習得が必要と回答。知識習得のため動画視聴、セミナーへの参加が最も多いのは50代以上
今後働いていく中で「新しい知識・スキルの習得は必要」と回答したビジネスパーソンは95.3%でした。多くのビジネスパーソンが自身の知識・スキルに対して変化の必要性を感じていることがうかがえます。
また、新しい知識・スキルの習得のために自身で行っていることを見ると、年代による順位の大きな違いは見られませんでした。最も多い回答は「書籍での自己学習(55.2%)」となり、次いで「動画コンテンツの視聴(無料)(29.1%)」、「勉強会やセミナー、コミュニティへの参加(無料)(21.9%)」の順で取り組まれています。「動画コンテンツの視聴(無料)」と「勉強会やセミナー、コミュニティへの参加(無料)」の2つにおいては、50代以上が最も取り組んでいる割合が高くなりました。
その一方で、50代以上では約4人に1人が「特に取り組んでいるものはない」と回答しています。
2. 半数以上のビジネスパーソンが社外研修の機会を希望。ミドルシニアは自身での学習を重視する傾向
勤務先で利用したい支援は、年代問わず「社外の研修を受ける機会(50.1%)」が最も多く、「書籍やeラーニングなどの教材(38.9%)」「資格取得支援の制度(38.2%)」「社内の研修を受ける機会(37.9%)」が上位を占めました。
年代別で見ると、「資格取得支援の制度」は20代、30代が40%以上選択しているのに対し、50代は26.1%にとどまりました。どの項目も若い世代ほど利用したいと回答する割合が高い傾向が見られますが、「書籍やeラーニングなどの教材」を利用したいと回答した割合のみ、50代(41.0%)が最も多く、年代が下がるほど割合も低い結果となりました。
3. 専門領域の強化が年代共通の課題。ミドルシニアの約半数が今後「IT・デジタル関連のスキル」の習得が必要と回答
自身が今後新しく身につける必要があると思うスキルについて尋ねました。全体の割合で見ると、「自身の専門領域と関連する領域(60.2%)」「自身の専門領域(59.6%)」に回答が集まりました。「今持っているスキルとは全く別の領域のスキル」と回答した人は25%程度にとどまり、自身が今取り組んでいる専門領域でのスキルアップを重視する傾向が見られます。
一方で、「思考力、コミュニケーション力など基本的なビジネススキル」「IT・デジタル関連のスキル」といった、職種・業種を問わず共通して必要とされるスキルについて、全体の割合では約半数が必要と回答。ミドルシニアにおいても4割近くが必要と回答しています。
4. ミドルシニアのキャリアについて「今の働き方を継続したい」が最多で30%以上
キャリアに対する意向を年代別に見ると、年代が上がるごとに「今の働き方を継続したい」という回答が増加します。
「全く違う仕事にチャレンジしたい」と回答した割合は、20代では10%を超え、30代以降では7%以下にとどまっています。「今の会社で違う業務にチャレンジしたい」という回答は、年代問わず6%程度にとどまりました。
◆本調査の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ラーニングエージェンシー / 12月23日発表・同社プレスリリースより転載)