2022年卒 学生就職モニター調査6月の活動状況
6月の活動割合はコロナ禍前の20年卒(前々年)と比べ減少。面接で「子供ができても働き続けるつもりかどうか」と不適切な質問をされた割合は、男子より女子の方が高い
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役 社長執行役員:中川信行)は、2022年卒業予定の全国の大学生、大学院生を対象に実施した、「マイナビ 2022年卒 学生就職モニター調査6月の活動状況」の結果を発表しました。
《TOPICS》
- 22年卒の学生の6月の活動割合はコロナ禍前の20年卒(前々年)より減少
- 6月までに入社予定先を決めた学生のうち、5月までに入社の意思を固めたのは60.0%で、前年より増加
- 内々定先の最終面接が対面だった割合は42.4%。従業員規模が大きいほどWEB面接の割合が高い
- 面接で聞かれたことがある不適切な質問は「兄弟姉妹や親族について」「両親や保護者の職業」。「子供ができても働き続けるつもりかどうか」は男子よりも女子の方が高い割合に
【調査概要】
6月の活動状況は、前年同月と比較してほとんどの項目で下回り、特に面接に関しては、1次面接を受けた割合が25.3%(前年同月比11.9pt減)、結果通知を受けた割合が24.7%(前年同月比10.0pt減)、最終面接を受けた割合28.9%(前年同月比9.9pt減)と、それぞれ前年同月よりも10pt前後減少した。コロナ禍前の前々年同月(20年卒6月)との比較でもほとんどの項目で下回っており、6月の活動割合は直近3年のうち最も低い。前年の採用活動がコロナの感染拡大によって妨げられてしまった経験から、今年は2月~5月に前倒しで選考が進められた。そのため、多くの学生が5月までに内々定を得て入社予定先を決めるに至り、結果的に6月の活動量はコロナ禍前よりも低くなったと考えられる。
6月末までに入社予定先を決めた学生のうち、5月末までに入社の意思を固めた学生は60.0%(「3月以前(14.7%)」+「4月(21.4%)+「5月(23.9%)」の合計)で、前年より8.1pt増加し、早めの意思決定が行われていたことが分かる。
就活生が得た内々定先の企業について、最終面接が対面とWEBのどちらだったか聞いたところ、対面だった割合は42.4%だった。この割合は従業員規模が大きい企業ほど低く、従業員数5,000人以上の内々定先の最終面接で対面だったのは26.3%だった。対面の面接を受けて感じたことは、「会社の雰囲気や社風を感じ取ることができる(45.4%)」という肯定的な回答が最も多かった。一方で、「交通費がかかる(44.5%)」「移動時間がかかる(43.5%)」「かなり緊張した(42.0%)」も高い割合を占めた。
面接で聞かれたことがある不適切な質問について聞いたところ、「両親や保護者の職業」が21.1%、「兄弟姉妹や親族について」が20.7%、と、不適切な質問をされた学生が一定数いることが分かった。また「子供ができても働き続けるつもりかどうか」を聞かれたことがある学生は全体の3.9%だったが、文系女子は6.5%、理系女子は5.8%と男子よりも高い結果となった。
【調査概要】「マイナビ 2022年卒 学生就職モニター調査 6月の活動状況」
調査期間/2021年6月24日(木)~6月30日(水)
調査方法/WEB上のアンケートフォームより入力
調査対象/2022年卒業予定の全国の大学3年生および大学院1年生
有効回答数/2,129名(文系男子374名 理系男子554名 文系女子579名 理系女子622名)
※調査結果は、端数四捨五入の都合により合計が100%にならない場合があります。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ/7月27日発表・同社プレスリリースより転載)