リクルート「Tech総研」研究レポート
「職場のいじめ」エンジニア的対策マニュアル
リクルートが運営するサイト「リクナビNEXT Tech総研」は、エンジニアの『仕事・職場の実態・気になる給与』『賢い転職ノウハウ』情報を毎日お届けしています。
大きな社会問題となっている「いじめ」は、学校のみに限りません。エンジニアの職場のいじめの実態はどうなっていて、いじめがあった場合はどう対処すればいいのでしょうか。今回は生の声と専門家のアドバイスをお届けします。
Tech総研がエンジニア300人を対象に行ったアンケート調査によると、職場にいじめがあると答えた人(「頻繁にある」「ときどき」「たまに」の合計)は、全体の33.3%という結果になりました。
これは、2004年に財団法人21世紀職業財団が、農林業を除く全業種を対象に実施した調査で、「パワーハラスメントがある」職場が34.2%、「その他の職場のいじめ・嫌がらせがある」が28.0%と比較しても、一般的な傾向とほぼ同じ割合で起こっていることがわかります。
「どんな行為が行われているか」という質問への回答はさまざまで、いじめに対する見方が人によって大きく異なり、「メタボリックな人の腹をつかんでいる」(30歳/運用・保守)のをいじめととる人もいれば、「昼食に誘われない」(27歳/回路・システム設計)のをいじめと感じる人もいました。
もちろん、「作ったプログラムを消された」(33歳/システム開発)、「机に消臭剤を置かれた」(31歳/機械・機構設計、金型設計)といった明らかないじめも少なくありませんでした。
「誰が誰をいじめているのか」の設問に対する回答で多かったのは、トップが「上司が部下を」の62.0%、次いで「先輩が後輩を」の42.0%、そして「同僚エンジニア同士」の31.0%でした。強い者が弱い者をいじめるという、いわゆるパワーハラスメントの傾向は、エンジニアの職場でも強いようです。
この状況について、「パワーハラスメント」という言葉の生みの親で、クオレ・シー・キューブ代表取締役社長の岡田康子氏は、「エンジニアは対人関係への関心が薄いために、実際に自分が被害を受けないといじめを認識しにくいかもしれません」と指摘しています。
レポートでは、いじめに関する詳細データや生声とともに、専門家が分析した「エンジニアのいじめの三大特徴」や「いじめにどう対処すべきか」といった具体的なアドバイスもご紹介しています。
■ 詳細は下記URLにてご覧ください。
http://rikunabi-next.yahoo.co.jp/tech/docs/ct_s03600.jsp?p=001131&vos=nyternns000000000001
(リクルート http://www.recruit.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・8月23日)