doda 転職求人倍率レポート(2020年9月)
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営する転職サービス「doda(デューダ)」< https://doda.jp >は、2020年9月の転職求人倍率をまとめた「doda 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※ 転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、dodaエージェントサービス登録者(転職希望者)1人に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。
<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■2020年9月の概況
2020年9月の転職求人倍率は、前月比-0.04ポイントの1.61倍となりました。求人数は前月比102.9%、前年同月比66.8%となりました。転職希望者数は前月比105.4%、前年同月比111.4%でした。
業種別では、「その他」を除く8業種のうち「金融」「小売・外食」以外の6業種で求人数が増加しました。求人の増加率が特に高かったのは、「メディア」(前月比111.9%)、「メディカル」(前月比106.7%)でした。職種別では、11職種のうち「販売・サービス系」「事務・アシスタント系」を除く9職種で求人数が増加しました。求人の増加率が特に高かったのは、「技術系(メディカル)」(前月比107.1%)、「営業系」(前月比107.0%)でした。
■解説 ~求人数は緩やかに増加。転職希望者数は例年どおり10月にピークを迎える予想~
9月は、景気の持ち直しとともに、来期を見据えて経験者や即戦力を積極的に採用する企業が増え、求人数は微増となりました。転職希望者数は、8月に減少した反動もあり増加し、転職希望者数の増加幅が求人数のそれを上回ったため、求人倍率は低下しました。
10月以降も、求人数は緩やかに増加が続く見込みです。転職希望者数は、1月入社を目標に転職活動を始める人が多いため、年内では例年10月にピークを迎える傾向にあり、今年も同様の動きとなりそうです。依然として新型コロナウイルスの収束が見通せない状況であるため、引き続き企業の採用活動は慎重になることが予想されますが、経済の回復とともに転職市場も緩やかに回復に向かう見込みです。(doda編集長 喜多 恭子)
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(パーソルキャリア株式会社 / 10月15日発表・同社プレスリリースより転載)