“ワークライフバランス”の専門家、小室淑恵氏による実践書
『 ワークライフバランス−考え方と導入法− 』発売
日本能率協会マネジメントセンター(東京都港区、吉田元治・代表取締役社長、以下JMAM [ジェイマム])は、“ワークライフバランス”を活用した人事制度・組織変革の方法についての実務書『新しい人事戦略 ワークライフバランス −考え方と導入法−』を2007年7月30日に発売します。
“ワークライフバランス”とは、仕事と生活を調和させる取り組み全般を指します。従来は出産や育児を中心とした福利厚生制度の範ちゅうに留まっていましたが、最近では労働力不足・少子高齢化などを背景として、経営面から見ても効果があり、業績向上につながる重要な「人事・経営戦略」として注目度が高まっています。ではワークライフバランス導入を担う現場の人事担当者などが実際にどう動けばうまく導入できるのか。そのノウハウが、花王・サイボウズ・松下電器産業など、先進企業6社事例のほか多くの具体的な事例、豊富なデータを交えて本書の中に凝縮され、著者の小室淑恵氏の現場感覚をもとにわかりやすく説明されています。
著者の小室淑恵氏は、ワークライフバランスによる組織改革を専門とする、日本企業という組織の現場を経験した数少ないコンサルタントです。本書を読めば、「なぜワークライフバランスを導入することが必要なのか」を納得し、「ワークライフバランスをどうやって導入すればよいか」を知ることができます。
【 書籍概要 】
■ 題名: 『ワークライフバランス −考え方と導入法−』
■ 著者: 小室淑恵 (株式会社ワーク・ライフバランス代表取締役社長)
■ 定価: 2,500円(税別)
■ 発行日: 2007年7月30日
■ 出版社: 日本能率協会マネジメントセンター( http://www.jmam.co.jp )
■ 判型: A5判並製/272頁
■ ISBN: 978-4-8207-4434-4
【 主な見出し 】
Part1 ワークライフバランスは21世紀の経営戦略
欧米におけるワークライフバランスの経緯、戦略としてのワークライフバランス、など
Part2 先進企業に見るワークライフバランスへの取り組み
NTTデータ、花王、クレディセゾン、サイボウズ、松下電器産業、三菱UFJ信託銀行
Part3 ワークライフバランスを導入する8ステップ
プロジェクトチームを作る、スケジュールを組む、社内ニーズを把握する…など
Part4 ワークライフバランスの各種制度とメニュー
休業・休暇、働き方の見直し、代替要員の確保、経済的支援、意識改革、など
Part5 実務で役立つ基本データ30
従業先規模別・就業継続状況、両立支援の取り組みに対する企業の考え、介護開始時の仕事継続状況、就業形態別女性の労働力率、共働き世帯における育児負担の割合、など、30件のデータ
【 著者プロフィール 】
小室淑恵 (こむろ・よしえ)
1975年東京生まれ。1999年(株)資生堂に入社。奈良支社に配属後、社内のビジネスモデルコンテストで優勝し、育児休業者の職場復帰支援事業を社内ベンチャーとして立ち上げる。同社退職後、2006年(株)ワーク・ライフバランスを設立。女性の育児休業者に限らず、男性の育児休業者、介護休業者、うつ病などを理由とした休業者の職場復帰支援プログラム「armo(アルモ)」を開発、130社以上に導入されている。現在まで、600社以上に対してワークライフバランス組織変革コンサルティング事業を手掛け、日本企業の組織風土にあった提案が支持を得ている。2006年には第1子を出産、充実したワーク&ライフを過ごす次世代起業家としても注目を集めている。
■ 株式会社ワーク・ライフバランス http://www.work-life-b.com/
・ 内閣府 男女共同参画会議「仕事と生活の調和(ワーク・ライフ・バランス)に関する専門調査会」委員
・ 内閣府「新しいライフスタイルの創出と地域再生に関する調査研究」研究委員会委員
(日本能率協会マネジメントセンター http://www.jmam.co.jp /同社プレスリリースより抜粋・7月26日)