フジスタッフ、障害者の紹介予定派遣に特化した
求人・求職サイト「チャレンジド・ラボ」オープン
総合人材サービスのフジスタッフ(東京都千代田区、増山律子・代表取締役社長)は、障害者のための紹介予定派遣求人・求職サイト「チャレンジド*1・ラボ」を6月にオープンいたします。障害者の紹介予定派遣に特化した求人・求職サイトの開設は、人材サービス業界では初めてのことです。
厚生労働省の発表によると、昨年度、全国のハローワークを通じて就職した障害者は、前年度比13.1%増で初めて4万人を超え、過去最高となりました。民間企業の障害者実雇用率は1.52%(2006年6月1日現在、厚生労働省発表)と法定雇用率*2の1.8%にはまだ届いていないものの景気回復や団塊世代の大量退職もあり、企業は障害者雇用にも積極的に取り組み始めています。
当社は2005年4月よりチャレンジド支援事業部*3を中心に障害者の人材派遣、人材紹介に取り組んでまいりましたが、より多くの障害者に就業の機会を提供するため、障害者のための紹介予定派遣求人・求職サイト「チャレンジド・ラボ」をオープンいたします。
同サイト内には「お仕事情報一覧」を設置し、紹介予定派遣に特化した最新の仕事情報を提供します。一定の派遣期間を経て、双方合意のもと直接雇用へと移行する紹介予定派遣には、求職者と企業側の両者に就業・雇用のミスマッチを軽減できるというメリットがあります。求職者は希望の仕事にサイト上から申し込むことも可能で、より多くの働く意欲のある障害者を企業に紹介してまいります。
派遣スタッフとして就業されている障害者のスタッフインタビューやフジスタッフ内で働く障害者社員によるリレーコラム「勇気の花束」の連載など、コンテンツも充実しております。「チャレンジド・ラボ」は音声ブラウザにて読み上げやすい構成になっており、視覚障害をお持ちの方にもご覧いただけるようサイト上の使用色にも配慮しております。
■チャレンジド・ラボ: http://www.fujistaff.com/challenged/
【 紹介予定派遣とは 】
派遣終了後に派遣先に職業紹介することを前提として行う労働者派遣。最長6ヶ月間の派遣期間中に業務や環境への適正などを見極め、派遣期間終了後、企業とスタッフの合意のもとに職業紹介を行う制度です。
*1:「チャレンジド」とは
「チャレンジド」とは「挑戦という使命や課題、チャンスを与えられた人」を意味します。「障害者」の「障」は「差しさわりがあること」、「害」は「そこなうこと」を意味し、「障害者」という言葉は人権尊重の立場からすると好ましくありません。アメリカでは「Handicapped」という言葉が、「Challenged」へと代わりつつあり、新しい辞書にはこの言葉が採用されているものもあります。当社は、障害者雇用に取り組んでおりますが、当事者社員から「障害者」という言葉が障害をもつ者にとって受け入れ難いという指摘を受けたことから、「障害者」ではなく、「チャレンジド」という言葉を使うことにいたしました(当リリースでは一般の方々に内容をご理解していただくため「障害者」という言葉を使用しております)。
*2:法定雇用率とは
厚生労働省の定める「障害者の雇用の促進等に関する法律」に基づいて義務付けられた、雇用している労働者に占める身体障害者及び知的障害者・精神障害者の最低割合を示したものです。一般の民間企業の場合、常用労働者数が56名以上の事業主に対し1.8%と定められています。
*3:チャレンジド支援事業部
チャレンジド支援事業部は2005年4月に設置され、フジスタッフ社内の障害者雇用の促進と、企業への障害者の人材派遣・人材紹介の推進という両面から障害者の就業を支援しております。障害者向けの無料のパソコン研修の実施や、一般価格の半額でCAD研修を受講いただけるなど就業を後押しする支援体制の充実にも力をいれております。
(フジスタッフ http://www.fujistaff.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・6月28日)