「対話」と「協働」というキーワードを軸に、組織開発の考え方・進め方を分かりやすく解説~『マンガでやさしくわかる組織開発』(中村和彦:著)日本能率協会マネジメントセンターより刊行
株式会社日本能率協会マネジメントセンターは、中村和彦:著『マンガでやさしくわかる組織開発』を刊行しました。
組織が抱える根本的な問題を、チームで解決する!
~職場活性化を実現する考え方+実現のヒント~
□職場・組織がうまくいっていない
□職場に活気がなく、重苦しい雰囲気だ
□社員同士の会話がほとんどない
□もっといい職場・組織にしたいけれど、その方法がよくわからない
こうした悩みに対する解決策を考えるヒントが、「組織開発」にあります。
「おひとりさま業務(個業)」の増加、職場のダイバーシティの高まり、仕事の効率化の負の面として話し合いの時間の減少など、今の日本企業は、かつてないほど、お互いを信頼し、協働し、イキイキと働くことが難しくなっている、といっても過言ではありません。
そのような背景の中で注目を集める「組織開発(Organization Development)」。
「戦略や制度といった組織のハードな側面だけではなく、人や関係性といったソフトな側面に働きかけ、組織を変革していくアプローチ」
組織開発は、このように定義することができますが、いまいちつかみどころのないものという方も多いのではないでしょうか。また、「組織開発=カタカナの名前が付いた手法」というイメージもあるかもしれません。
組織開発とは一体、どのようなものなのか?
組織開発は、どのように進めていけばいいのか?
――概念的で、どこかつかみどころがなかった「組織開発」の考え方を、本書は、マンガのストーリーを元に解説していきます。
ストーリーの舞台となるのは、業績はいいものの休職者・退職者の数が増加している自動車販売店。主人公である店長は、活気のない職場を何とかしようと、さまざまな対策を試みるものの、思ったような反応・効果が得られない。そのような中、「組織開発」に出会い、実践を始める――。
活気がなく、社員同士の会話もまばらな職場を、主人公たちはどのように変えていくのでしょうか。
ストーリーで疑似体験しながら、解説で理解を深める、「組織開発」のエッセンスをつかめる入門に最適な1冊です。
■本書の概要
マンガでやさしくわかる組織開発
著者:中村 和彦
マンガ:松尾 陽子
定価:本体1,600円+税
出版年月日:2019年7月31日
ISBN:9784820731818
ページ数:248ページ
判型:4-6判
■目次(一部抜粋)
Prologue 問題が起こっているのに変われない職場
Part1 組織開発とは
Part2 チェンジエージェントとしてのコアチーム
Part3 個業から協働へ
Part4 個人のマインドセットの変化
Part5 組織全体への広がりと深まり
■著者プロフィール
中村 和彦(ナカムラ カズヒコ)
南山大学人文学部心理学科教授、同大学人間関係研究センター長。
専門は組織開発、人間関係トレーニング(ラボラトリー方式の体験学習)、グループ・ダイナミクス。
組織開発実践者のトレーニングやコンサルティングを通して様々な現場の支援に携わるとともに実践と研究のリンクを目指したアクションリサーチに取り組む。
主な著書に『入門 組織開発』(光文社)、『組織開発の探求』(共著、ダイヤモンド社)。
◆書籍の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社日本能率協会マネジメントセンター http://www.jmam.co.jp/ / 7月発表)