2019年5月の転職求人倍率は前月比-0.12ポイントの2.07倍~「doda 転職求人倍率レポート」:パーソルキャリア
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、2019年5月の転職求人倍率をまとめた「doda 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※ 転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、dodaエージェントサービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。
<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■2019年5月の概況
2019年5月の転職求人倍率は、前月比-0.12ポイントの2.07倍となりました。求人数は前月比99.7%、前年同月比102.0%となりました。転職希望者数は前月比105.3%、前年同月比118.2%でした。
業種別にみると、「その他」以外の8業種のうち「IT・通信」「金融」「小売・外食」の3業種で求人数が増加しました。求人の増加率が特に高かったのは、「金融」(前月比105.9%)、「小売・外食」(前月比103.5%)でした。職種別では、11職種のうち「営業系」「企画・管理系」「技術系(IT・通信)」「技術系(化学・食品)」「販売・サービス系」「事務・アシスタント系」の6職種で求人数が増加しました。求人の増加率が特に高かったのは、「事務・アシスタント系」(前月比118.4%)、「技術系(化学・食品)」(前月比114.9%)でした。
■解説 ~6月以降は求人増加の見込み。新卒採用が落ち着き、中途採用は本格化~
5月の求人数は、大型連休の影響で微減でしたが、それでも過去最高水準となりました。一方で、転職希望者数は、連休明けから転職活動を始める人が多く、増加しました。求人数が減少し、転職希望者数は増加したため、求人倍率は下降しましたが、求人数は過去最高水準を維持し、転職市場の活況は継続しています。
6月以降は、これまで採用を行っていなかったポジションの求人が増えるため、求人数は緩やかに増加するでしょう。また、6月末ごろには、2020年入社者の新卒採用が一旦落ち着くため、7月以降は中途採用にさらに力を入れる企業が増える見込みです。7~8月は、第二新卒を歓迎する求人が出やすく、大手企業を中心に中途採用を一斉に行うケースも多い時期のため、転職希望者にとってチャンスの多い状況が続くと思われます。(doda編集長 大浦 征也)
※dodaサイトでご覧いただける「doda転職求人倍率レポート」では、詳細なデータや考察を掲載しております。
※調査は2008年より行っております。過去のデータをご覧になりたい場合は、広報部までお問い合わせください。
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(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ /6月10日発表・同社プレスリリースより転載)