就活事情の実態を探る~『学生と企業のマッチング――データに基づく探索』(梅崎 修、田澤 実、佐藤 一磨:編著)法政大学出版局より刊行
一般財団法人法政大学出版局は、梅崎 修、田澤 実、佐藤 一磨:編著『学生と企業のマッチング――データに基づく探索』を刊行しました。
■内容紹介
労働市場や就活スケジュールが変転し、働き方や将来ビジョンも不透明化し続けたこの10年を扱う総合的実証研究。学生の地域移動や女性のキャリア展望、インターンシップなど個別のテーマの分析とともに、大学入学から就職活動をへて離職・転職にいたる学生側の意識の変化や、企業側の採用行動などをアンケートをもとに検証し、就活市場の実態を明らかにする。『大学生の内定獲得』の姉妹編。
■本書の概要
学生と企業のマッチング――データに基づく探索
編著者:梅崎 修、田澤 実、佐藤 一磨
定価:3,200円+税
刊行:2019年5月
ISBN:978-4-588-68609-2
ページ数:264ページ
サイズ:A5判 並製
発行:法政大学出版局
■目次(一部抜粋)
序章 学生と企業の双方から「学校から企業への移行」を捉える
第1章 進学と就職に伴う地域移動
第2章 意見の主張と感情コントロールが大学適応に与える影響
第3章 学生のキャリア志向は親から影響を受けるのか?
第4章 結婚しても働き続けたい女子学生は内定しやすいのか?
第5章 就職活動解禁時期の変更は学生の就職活動を変えたのか?
第6章 インターンシップ体験は内定獲得をもたらすのか?
第7章 就活生から見た大学内支援者
第8章 早期離職者はどこに転職したのか?
第9章 企業は学生にどのような能力を求めているのか?
第10章 アンケートは学生の就職活動を把握しているのか?
■編著者プロフィール
梅崎 修(ウメザキ オサム)
大阪大学大学院経済学研究科博士後期課程修了。法政大学キャリアデザイン学部教授。博士(経済学)。主な業績:『大学生の内定獲得─就活支援・家族・きょうだい・地元をめぐって』(共編著、法政大学出版局、2019年)、『大学生の学びとキャリア─入学前から卒業後までの継続調査の分析』(共編著、法政大学出版局、2013年)、『教育効果の実証─キャリア形成における有効性』(共編著、日本評論社、2013年)。
田澤 実(タザワ ミノル)
中央大学大学院文学研究科博士後期課程単位取得退学。法政大学キャリアデザイン学部准教授。博士(心理学)。主な業績:『大学生の内定獲得─就活支援・家族・きょうだい・地元をめぐって』(共編著、法政大学出版局、2019年)、『大学生の学びとキャリア─入学前から卒業後までの継続調査の分析』(共編著、法政大学出版局、2013年)、『詳解 大学生のキャリアガイダンス論─キャリア心理学に基づく理論と実践』(共著、金子書房、2012年)。
佐藤 一磨(サトウ カズマ)
慶應義塾大学大学院商学研究科博士課程単位取得退学。博士(商学)。拓殖大学政経学部准教授。
主な業績:“Does marriage improve subjective health in Japan?” Japanese Economic Review, forthcoming. “The Effects of Incidence of Care Needs in Households on Employment, Subjective Health, and Life Satisfaction among Middle–aged Family Members,” Scottish Journal of Political Economy, 25, pp. 1–28, 2015.(共著)
◆書籍の詳細は、こちらをご覧ください。
(一般財団法人法政大学出版局 http://www.h-up.com/ / 5月発表)