2019年3月の転職求人倍率は前月比+0.04ポイントの2.17倍。求人数は過去最高水準を維持。今年度も企業の中途採用への意欲は旺盛~「doda 転職求人倍率レポート」:パーソルキャリア
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、2019年3月の転職求人倍率をまとめた「doda 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※ 転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、dodaエージェントサービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。
<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■2019年3月の概況
2019年3月の転職求人倍率は、前月比+0.04ポイントの2.17倍となりました。求人数は前月比99.9%、前年同月比102.7%となりました。転職希望者数は前月比98.3%、前年同月比118.1%でした。
業種別にみると、「その他」を除く8業種のうち「IT・通信」「メディカル」「小売・外食」の3業種で求人数が増加しました。求人の増加率が特に高かったのは、「小売・外食」(前月比107.6%)、「IT・通信」(前月比106.0%)でした。職種別では、11職種のうち「技術系(IT・通信)」「技術系(メディカル)」「技術系(建築・土木)」「専門職」「販売・サービス系」の5職種で求人数が増加しました。求人の増加率が特に高かったのは、「技術系(IT・通信)」(前月比105.7%)、「専門職」(前月比104.0%)でした。
■解説 ~3月は例年と異なり求人増加が緩やかに。求人が高止まりの状態は継続する見込み~
3月の求人数は、過去最高値を更新した2月から横ばいでした。例年3月は次年度に採用予定の求人が多く出るため増加傾向ですが、今年は微増程度にとどまりました。採用予定の求人はほぼ出そろい、次年度の採用活動よりも、すでに募集をしているポジションの充足に力を入れる企業が多かったためと考えられます。
今年度も中途採用に積極的な企業が多いと見込んでいますが、前年度より求人の増加は落ち着きそうです。ただし、4月以降も求人は多く、高止まりの状態がしばらく続くことが想定されます。また、転職希望者数の伸びが求人数の伸びを上回っていますが、依然として転職市場は活況です。若手を中心に想定より良い条件で内定を提示されるケースが増えており、転職希望者にとって希望の条件をかなえやすい状況は続いています。(doda編集長 大浦 征也)
※dodaサイトでご覧いただける「doda転職求人倍率レポート」では、詳細なデータや考察を掲載しております。
※調査は2008年より行っております。過去のデータをご覧になりたい場合は、広報部までお問い合わせください。
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(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ /4月8日発表・同社プレスリリースより転載)