親が希望する「オヤカク」施策は、「企業情報資料の送付」、「親向けの内定理由通知書」、「親向けの内定同意書」の順でトップスリー~『就職活動における「企業」と「親」に関する調査』:ネオキャリア
株式会社ネオキャリアは、「就職活動における『企業』と『親』に関する調査」を実施しました。この度、結果を取りまとめましたので、概要を報告します。
※本調査で定義する「オヤカク」について
オヤカクとは、「親に確認」の略称で、「内定者(または選考中の学生)の内定承諾を親が賛成しているか」を企業が内定者(または選考中の学生)に確認すること
<調査結果(一部抜粋)>
1 【企業】「オヤカク」の認知状況
●企業の人事担当者における「オヤカク」のワード認知度は、59.5%。もっとも高い認知である「内容まで知っていた」は36.6%と、前回対比で7.6ポイント増加した。
●企業規模別の認知率は、300名未満が51.4%、300-1000人未満が56.3%、1000名以上が70.9%と、企業規模が大きくなるほど高い。
2 【企業】企業が実際に行った「オヤカク」施策
●企業がオヤカクを行うタイミングを「選考前/選考中/内定時・内定後」の3つの各フェーズで見ると、「内定時・内定後」の47.6%、「選考前」の34.0%、「選考中」の33.0%の順で多い。
●昨年との比較では、各フェーズで「実際に行っている施策はない」と回答する企業が数ポイント~10ポイント超減少しており、企業が親に対し施策を実施する割合が高まっている傾向にある。フェーズ別の傾向では、「選考前」では「企業情報資料の送付」「親向けの採用情報ページの作成」が、「選考中」では「企業情報資料の送付」に加えて「企業製品の親への送付」「企業情報ムービーの配布」が、「内定時・内定後」ではさらに「親向けの内定理由通知書の送付」「親向けの内定同意書の用意」を行う企業が増加。
●企業規模が大きいほど、内定者の親向けに手厚い対応を行う傾向がみられ、企業情報資料の送付はもちろん、企業情報ムービーの配布や親向けの採用情報ページの作成、親向け内定者懇親会などを行う割合が高い。
3 【企業/親】親が希望する「オヤカク」施策/企業が必要だと考える「オヤカク」施策
●親が希望する「オヤカク」施策は、「企業情報資料の送付」、「親向けの内定理由通知書」、「親向けの内定同意書」の順でトップスリー。企業側も同順。
●昨年との比較で、「内定承諾にあたり、企業からの対応は得に必要ない」と考える親・企業が増えた。一方で、各施策をみると、オヤカク各施策を「必要だ」と考える企業は、11項目中8項目で前年を上回り、親を対象とした施策への関心の高まりが明らかである。
6 【企業】就職活動のトレンドについての意識
●学生の就職活動に対する企業(人事担当者)の意識として、各項目に「あてはまる」「ややあてはまる」と回答したうち、 もっとも高いのは「新卒生の親の関与が高まっている」(58.3%)。次いで「親の意向によって内定辞退を申し出てきたことがある」(47.9%)。
●昨年との比較では、「就職に対する関与度の高い親をもつ学生の採用を見送る事がある」「親を説得するための相談を学生から受けた」が昨年比で増加。その他の項目では微減した。
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社ネオキャリア https://www.neo-career.co.jp/ /2月27日発表・同社プレスリリースより転載)