2018年10月の転職求人倍率は、前月比‐0.24ポイントの2.11倍。求人数は最高値を更新し、企業の採用意欲は引き続き堅調。転職希望者数も大幅に増加~「doda 転職求人倍率レポート」:パーソルキャリア
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営する転職サービス「doda(デューダ)」は、2018年10月の転職求人倍率をまとめた「doda 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※ 転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、dodaエージェントサービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。
<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■2018年10月の概況
2018年10月の転職求人倍率は、前月比‐0.24ポイントの2.11倍となりました。求人数は前月比102.3%、前年同月比106.7%となりました。転職希望者数は前月比114.2%、前年同月比114.1%でした。
業種別にみると、「その他」を除く8業種すべてで求人数が増加しました。求人の増加率が特に高かったのは、「メディア」(前月比110.6%)、「金融」(前月比107.8%)でした。職種別では、11職種のうち「営業系」「販売・サービス系」を除く9職種で求人数が増加しました。求人の増加率が特に高かったのは、「企画・管理系」(前月比109.8%)、「事務・アシスタント系」(前月比108.8%)でした。
■解説 ~求人数、転職希望者数ともに、引き続き高水準を維持。11月以降も求人数は増加の見込み~
10月の求人数は、下半期に採用予定のポジションの募集を始める企業が多かったため、増加しました。業種別では、「その他」を除く8業種すべてで前月から求人数が増えており、どの業種においても中途採用が活発です。また、転職希望者数は、10月に大幅に増加しました。働き方への注目がさらに高まっており、すぐに転職を考えていなくても、転職情報を得ようとイベントに参加する人、気になる企業の求人に応募する人が増えています。また、年末での退職を目指し、転職活動を始めた人が一定数いたことも、増加の要因と考えられます。
11月の求人数は、前年に比べると増加幅はやや落ち着くと考えられますが、引き続き増加する見込みです。企業の採用傾向として、職種の未経験者を歓迎する求人は全体の1割以上あり依然多いものの、最近は自社内に適任者がいないポジションを中途採用で補う企業も増えており、未経験者歓迎の求人よりも経験者を求める求人の数が増加しつつあります。(doda編集長 大浦 征也)
※dodaサイトでご覧いただける「doda転職求人倍率レポート」では、詳細なデータや考察を掲載しております。
※調査は2008年より行っております。過去のデータをご覧になりたい場合は、広報部までお問い合わせください。
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(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp//11月12日発表・同社プレスリリースより転載)