我が国における勤務間インターバルの状況-ホワイトカラー労働者について-(社会生活基本調査の結果から)(総務省)
政府は、働き方改革の実現のため、長時間労働の是正に取り組んでいます。このような中で、過重労働の防止及び長時間労働の抑制に有効であると考えられる勤務間インターバル(注1)の導入について、関心が高まっています。そこで総務省統計局では、平成23年及び平成28年社会生活基本調査のミクロデータから,ホワイトカラー労働者(注2)について、勤務間インターバルを推計しました。
(注1)ここでいう「勤務間インターバル」とは、勤務と次の勤務との間隔のことをいう。推計方法については、こちらを参照。
(注2)ここでいう「ホワイトカラー労働者」とは,職業大分類が「管理的職業従事者」、「専門的・技術的職業従事者」、「事務従事者」及び「販売従事者」の者をいう。また、極端に短い勤務間インターバルや長い勤務間インターバルが見られる交替制勤務や短時間勤務の者等を除いている。
<要約>
平成28年の勤務間インターバルの状況
・「14時間以上15時間未満」の人が21.7%と最も多い
・「11時間未満」の人は10.4%
・「教員」では「11時間未満」の人が26.3%と多く,ホワイトカラー労働者全体の約2.5倍の割合
5年前と比較した勤務間インターバルの状況
・「11時間未満」の割合は0.4ポイント上昇
・「教員」では「11時間未満」の割合が8.1ポイント上昇
◆ 詳しくはこちらをご覧ください。
(総務省 http://www.soumu.go.jp/ / 7月10日発表・報道発表より転載)