2018年5月転職求人倍率は前月比0.04ポイント増の2.40倍~新卒採用がひと段落し、今年度の中途採用が本格化。求人数も過去最高値を更新(転職サービス「DODA(デューダ)」調べ):パーソルキャリア
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(旧社名:インテリジェンス、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、2018年5月の転職求人倍率をまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※ 転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、DODA転職支援サービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■2018年5月の概況
2018年5月の転職求人倍率は、前月比+0.04ptポイントの2.40倍となりました。求人数は前月比102.2%、前年同月比111.2%となりました。転職希望者数は前月比100.4%、前年同月比114.2%でした。
業種別にみると、求人数が増加したのは9業種のうち「メディア」「金融」「メディカル」「メーカー」「小売・外食」「サービス」の6業種となりました。求人数が特に伸びたのは、「金融」(前月比111.6%)、「メディカル」(前月比106.0%)でした。職種別で求人数が増加したのは、11職種のうち「営業系」「企画・管理系」「技術系(IT・通信)」「技術系(電気・機械)」「技術系(メディカル)」「技術系(化学・食品)」「技術系(建築・土木)」「販売・サービス系」「事務・アシスタント系」の9職種となりました。求人数が特に伸びたのは、「販売・サービス系」(前月比106.4%)、「技術系(建築・土木)」(前月比105.1%)でした。
■解説 ~引き続き求人数、転職希望者が多い状況、企業側の採用意欲はより一層高まる~
5月は、新卒採用がひと段落する6月以降に、今年度の中途採用活動を本格化させる企業が多いため、求人数が増加しました。求人数は調査開始(2008年1月)以来の最高値を更新し、転職先の選択肢が増える状態が続いています。
6月以降も求人数、転職希望者ともに多い状況が続くでしょう。4~6月にかけて、今年度に採用を予定しているポジションの募集を一斉に開始する企業が多く、かつ新卒採用がひと段落する時期でもあるため、第二新卒を歓迎する企業も増えおり、いまは求人のバリエーションが豊富な時期です。加えて、上半期中にできるだけ多くの人を採用しようと、企業側も門戸を広げて積極的に転職希望者との面接を実施しようとするため、書類選考の通過率も高まる傾向にあります。(DODA編集長 大浦 征也)
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(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ /6月11日発表・同社プレスリリースより転載)