2018年4月転職求人倍率は前月比0.13ポイント減の2.36倍~4月から転職活動を開始する転職希望者の増加が続く。求人数も高い水準を維持(転職サービス「DODA(デューダ)」調べ):パーソルキャリア
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(旧社名:インテリジェンス、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、2018年4月の転職求人倍率をまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※ 転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、DODA転職支援サービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■2018年4月の概況
2018年4月の転職求人倍率は、前月比-0.13ポイントの2.36倍となりました。求人数は前月比99.0%、前年同月比110.5%となりました。転職希望者数は前月比104.7%、前年同月比120.1%でした。
業種別にみると、求人数が増加したのは9業種のうち「小売・外食」となり、前月比106.5%でした。職種別で求人数が増加したのは、11職種のうち「販売・サービス系」「事務・アシスタント系」「専門職」の3職種となりました。求人数の増加率は高い順に「販売・サービス系」(前月比106.1%)、「事務・アシスタント系」(前月比103.7%)、「専門職」(前月比103.4%)でした。
■解説 ~5月以降は求人数、求人のバリエーションが増え、転職先の選択肢が広がる状況に~
4月は年度初めの繁忙期のため、転職活動をする人は1~3月に比べると減る傾向にありますが、今年は増加しました。今年の4月の特徴として、新卒者の登録が例年よりも多かったことが挙げられます。転職に対するハードルが低くなっており、早い時期から将来の選択肢の一つとして情報収集をする人が増えているようです。求人数は、年度末での採用充足や採用終了、社内での人事異動などによる時期要因により減少しましたが、一時的なものといえるでしょう。
4月から募集を開始した新規求人数は増えており5月以降も、企業の採用意欲は引き続き旺盛であるため、求人数の多い状態が続く見込みです。さらに6月に新卒採用がひと段落したあと、中途の採用活動を集中的に行う企業もありますので、これから夏場にかけて求人の種類は増加する見込みです。(DODA編集長 大浦 征也)
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(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ /5月14日発表・同社プレスリリースより転載)