2018年3月の転職求人倍率は前月比0.04ポイント減の 2.49倍~大都市圏に加え、全国各地で転職希望者が増加。求人数も高い水準を維持(転職サービス「DODA(デューダ)」調べ):パーソルキャリア
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(旧社名:インテリジェンス、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、2018年3月の転職求人倍率をまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※ 転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、DODA転職支援サービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■2018年3月の概況
2018年3月の転職求人倍率は、前月比-0.04ポイントの2.49倍となりました。求人数は前月比100.9%、前年同月比111.7%となり、調査開始(2008年1月)以来の最高値を6ヵ月連続で更新しました。転職希望者数は前月比102.6%、前年同月比116.3%でした。
業種別にみると、求人数が増加したのは9業種のうち「IT・通信」「メディア」「メディカル」「メーカー」「商社・流通」「小売・外食」の6業種となりました。特に伸びたのは、「メディカル」(前月比103.1%)、「メーカー」「商社・流通」(ともに前月比101.5%)でした。職種別で求人数が増加したのは、11職種のうち「営業系」「企画・管理系」「技術系(電気・機械)」「技術系(メディカル)」「技術系(化学・食品)」「クリエイティブ系」「販売・サービス系」「事務・アシスタント系」の8職種となりました。特に伸びたのは、「販売・サービス系」(前月比109.5%)、「技術系(化学・食品)」(前月比103.8%)でした。
■解説 ~求人数、転職希望者数ともに増加。4月以降も企業の採用意欲は旺盛~
3月は、年度末にかけて転職希望者が減少するとみていましたが、増加する結果となりました。首都圏、中京圏、近畿圏以外の地域を希望勤務地とする転職希望者が増えおり、また地方都市の求人数も増えているため、希望に合った職場を求めて全国各地で転職活動をする人が増えているものと思われます。求人数は前月同様、高い水準を維持しています。
4月以降も企業の採用意欲は引き続き旺盛で、今年度も求人数は多い状況が続く見込みです。2017年度、求人数は過去最大級の水準を維持しながら、緩やかに増加しました。2018年度も2017年度同様、高い水準を維持するでしょう。4月は年度初めにあたるため、転職希望者の動きはやや落ち着く傾向にあります。そのため、転職活動を始めるにはよい時期と言えるようでしょう。(DODA編集長 大浦 征也)
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(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ /4月9日発表・同社プレスリリースより転載)