2018年2月の転職求人倍率は前月比0.18ポイント増の2.53倍~求人倍率は上昇し、転職希望者により有利な市況に。企業の採用意欲は引き続き堅調(転職サービス「DODA(デューダ)」調べ):パーソルキャリア
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(旧社名:インテリジェンス、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、2018年2月の転職求人倍率をまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※ 転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、DODA転職支援サービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■2018年2月の概況
2018年2月の転職求人倍率は、前月比+0.18ポイントの2.53倍となりました。求人数は前月比102.4%、前年同月比113.6%となり、調査開始(2008年1月)以来の最高値を5カ月連続で更新しました。転職希望者数は前月比94.9%、前年同月比106.8%でした。
業種別にみると、求人数が増加したのは9業種のうち「IT・通信」「金融」「メーカー」「商社・流通」「小売・外食」「サービス」の6業種となりました。特に伸びたのは、「商社・流通」(前月比108.6%)、「小売・外食」(前月比106.0%)でした。職種別で求人数が増加したのは、11職種のうち「営業系」「企画・管理系」「技術系(IT・通信)」「技術系(電気・機械)」「技術系(化学・食品)」「技術系(建築・土木)」「専門職」「クリエイティブ系」「販売・サービス系」「事務・アシスタント系」の10職種となりました。特に伸びたのは、「技術系(化学・食品)」(前月比107.2%)、「事務・アシスタント系」(前月比106.6%)でした。
■解説 ~4月以降の採用計画に向けた、追加の募集が開始。3月以降も求人倍率は上昇する見込み~
2月は、4月以降の採用計画に向けた追加の募集が始まったため、求人数は増加しました。転職希望者数は前月大きく増加した反動で2月は減少しましたが、高水準を維持しています。求人数が増加し転職希望者数が減少した結果、2月の求人倍率は上昇し、転職市場は売り手市場となっています。
3月以降も、企業は来年度に向けて中途採用に力を入れることから、求人数は緩やかに増加していく見込みです。一方、転職希望者は、新たに転職活動を始める動きは落ち着くため、2月からさらに減少し、3月の求人倍率は上昇すると思われます。そのため、転職希望者にとっては、これまで以上に多くの選択肢の中から希望の転職先を選ぶことができる状況になっています。(DODA編集長 大浦 征也)
※DODAサイトでご覧いただける「DODA転職求人倍率レポート」では、詳細なデータや考察を掲載しております。
※調査は2008年より行っております。過去のデータをご覧になりたい場合は、広報部までお問い合わせください。
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(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ /3月12日発表・同社プレスリリースより転載)