2018年1月 アルバイト平均時給 全国平均1,046円~全エリア・全職種で前年同月比を上回る。各社年末の繁忙期を終え、新年度に向けた採用が本格化(アルバイト求人情報サービス「an」調べ):パーソルキャリア
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(旧社名:インテリジェンス、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営するアルバイト求人情報サービス「an」は、求人情報メディア「an」に掲載された求人広告から平均時給を分析しています。2018年1月の結果をお知らせします。
※2016年5月データより市況感に合わせたサンプル数に変更しており、過去のデータについても再集計を行っております。
※「an」で実施しております意識調査や求人情報に関するデータは、採用企業向け情報サイト「anレポート」にて公開しております。
【全体】~平均時給 1,046円。前年同月比 35ヵ月連続で時給上昇
2018年1月の全国平均時給は1,046円(前月1,052円、前年同月1,005円)となりました。前月比-6円、前年同月比+41円となり、前年同月比は35ヵ月連続で増加しました。求人数(※)は前月比101.1%、前年同月比114.4%となり、前月比、前年同月比ともに増加しました。※「an」サイトの求人掲載数。
【エリア別】~全てのエリアで4ヵ月連続して前年同月比を上回る
エリア別平均時給は「関東エリア」が1,112円で最も高く、次いで「東海エリア」が1,065円、「関西エリア」が1,032円、「九州エリア」が909円、「北海道エリア」が902円という順になりました。「北海道エリア」は35ヵ月連続増、「九州エリア」は53ヵ月連続増と、前年同月比を上回る状況が継続しています。昨年の都道府県別最低賃金改定の影響を受け、2017年10月以降、全エリア4ヵ月連続で前年同月比を上回り続けています。
【職種別】~新年度に向けて「販売系」「サービス系」「フード系」のレギュラーバイトの需要が増加
職種別平均時給は「専門職系」(1,228円)で最も高く、次いで「運輸職系」(1,156円)、「事務系」(1,073円)、「技能・労務系」(1,066円)、「サービス系」(1,038円)、「フード系」(987円)、「販売系」(971円)と続き、全ての職種で前年同月比を上回る結果となりました。例年1月は、新年度に向けてレギュラーバイトの需要が増加します。特に「販売系」「サービス系」「フード系」の職種は学生の入れ替えが多いため、この動きが顕著に表れます。
【解説】~卒業シーズンのスタッフ入れ替えに伴いレギュラーバイトの募集がはじまる
1月の全国平均時給は、年末に増加した短期バイトの募集が落ち着いたこと、また、学生の卒業シーズンに伴うスタッフ入れ替えのためレギュラーバイトの募集が増加したことにより、減少トレンドとなりました。しかし、「北海道エリア」の平均時給だけは前月比+3円と前月を上回りました。冬のインバウンド需要や雪まつりの開催により、「技能・労務系」に分類されるイベント設営、スキー場の清掃などの短期バイトが増加したことが要因と考えられます。2月は引き続きレギュラーバイトの需要が高まる一方で、社会福祉士・介護士・看護師などの国家資格の合格発表に伴い、資格取得者の募集が増えるため、平均時給は横ばいとなる見通しです。(an編集長 上土 達哉)
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(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ / 2月15日発表・同社プレスリリースより転載)