「働き方改革」を後押しする? 地方のサテライトオフィス設置が活発に
地方にサテライトオフィスを設置する企業の動きが活発化している。
株式会社ベネフィット・ワンは、愛媛県南宇和郡愛南町の「愛南サテライトオフィス」を今月5日に開設。地域と連携したテレワークの仕組みを構築することで、働き方改革を推進させる。また、株式会社セールスフォース・ドットコムは和歌山県白浜町にサテライトオフィスを構え、内勤営業の業務を実施。環境を変えて業務に取り組むことで、生産性向上にもつなげている。
政府もこうした取り組みを支援している。総務省は「おためしサテライトオフィス」プロジェクトとして、サテライトオフィスを設置するモニター企業を募集。地方へのサテライトオフィス設置を検討する企業と、誘致を行いたい地域を結びつける取り組みを実施している。
地方にサテライトオフィスを設置することで、企業は従業員に多様な働き方を提案できる。また、地方自治体は企業誘致によって、地域の雇用創出や活性化を実現できる。今後、企業と地域、政府が連携した取り組みがどのように進んでいくのか、動向が注目される。
(『日本の人事部』編集部)