サンクステンプ、「東京都障害者職域開拓支援事業」に認定
障がい者の就業機会を広げる在宅事業スタート
総合人材サービスのテンプスタッフグループで、障がい者の雇用促進を目的として設立された身体障害者雇用促進研究所(東京都中野区、篠原欣子・代表取締役社長、通称;サンクステンプ)は、「東京都障害者職域開拓支援事業」の第2期事業に認定されました。
同事業は東京都が今年度から実施している事業で、都内事業所にて新分野進出等により障がい者を新たに5名以上雇用しようとする事業主等を対象にモデル事業を募集、実施に必要な経費の2分の1以下(上限300万円)を助成し、障がい者の新規雇用創出を支援する試みです。選定されたモデル事業は、都が好事例として普及啓発のため、他の事業主に対して積極的に周知啓発を行い、障がい者雇用に取り組む事業主の増加、障がい者の職域の拡大、就業機会の更なる増大を図ります。対象要件は、今期は7事業をモデル事業として選定し、弊社はその一社となります。
この度計画している弊社の新事業分野は、在宅業務事業となり、これまで弊社がグループ会社テンプスタッフから受託していたデータ集計業務を切り分け、在宅勤務が可能な状態に業務設計の変更及び就業環境を整備することで、自力通勤が困難な障がい者の就業機会を創出するものです。在宅勤務者のマネジメントは、弊社内に監督責任者を選任し、業務の監督・勤怠管理を実施すると共に、問い合わせ窓口を設置し、円滑な業務遂行を支援します。また、テンプスタッフの情報保護管理規定に即し(1)在宅勤務者に貸与するパソコンの利用制限(パスワード管理による使用者の限定及びPC機能の制限)、(2)社内ネットーワークへの接続禁止、(3)SSL対応(暗号化)によるWEBメールサーバの使用など、複数のセキュリティ強化を図り、情報保護に努めております。
弊社は、1991年にテンプスタッフの特例子会社として設立され、障がい者・高齢者向けのパソコン教室の運営、名刺作成や封入送請負業務、保険代理店業務など、障がいを持ちながら高い就業意欲のある方々の雇用機会の拡大に努めてまいりました。2006年5月に横浜市と協業でスタートしたクッキー工房「よこはま夢工房」では、約60名の知的障がい者を中心に雇用しています。弊社社員の障がい者比率は9割を超えており、障がいをお持ちの方一人ひとりが能力、適正を充分に発揮できる企業として新たな職域開発や就業機会の拡大を目指しております。この度、東京都障害者職域開拓支援事業(第2期事業)に認定されたことにより、障がい者の雇用機会拡大につながり、今後更なる障がい者の積極的な雇用推進を目指します。
【 サンクステンプ事業計画概要 】
■ 事業名: 雇用範囲の幅を広げる為の身体障がい者在宅勤務。
■ 目的: オフィスへの通勤に負担が掛かる障がい者に対して、在宅勤務での職務の創造、及び特例子会社として積極的に障がい者雇用をしていく上での雇用範囲の拡大。
■ 事業内容: サンクステンプの母体企業であるテンプスタッフに対し、営業推進上必要なデータを収集し、エクセル上にまとめる作業を在宅雇用の障がい者が実施する。現在、一業務としてオフィス内にて稼動しており、同業務の一部を切り分けて自宅で行う。
■ 障がい者雇用予定数: 身体障がい者 3名 (就業開始予定:2007年3月〜)
■ 雇用形態・労働時間・労働条件等: 正社員/9:00〜17:30の在宅勤務(当初一ヶ月はオフィスにて研修)。 雇用条件/通信インフラが家庭に整っていること、基本的なPCスキル。
■ 実施体制: 在宅勤務監督責任者/1名(在宅勤務者とメール・電話での連絡)、 在宅勤務者/3名(最低雇用計画人数。応募状況に応じて増員予定)
(テンプスタッフ http://www.tempstaff.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・1月4日)