2017年12月の転職求人倍率は前月比+0.41ポイントの2.87倍~求人倍率は2017年の最高値を更新。2018年の転職市場も引き続き活況(転職サービス「DODA(デューダ)」調べ):パーソルキャリア
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(旧社名:インテリジェンス、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、2017年12月の転職求人倍率をまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※ 転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、DODA転職支援サービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■2017年12月の概況
2017年12月の転職求人倍率は、前月比+0.41ポイントの2.87倍となりました。求人数は前月比100.2%、前年同月比113.6%となり、調査開始(2008年1月)以来の最高値を3ヵ月連続で更新しました。転職希望者数は前月比85.8%、前年同月比116.0%でした。
業種別にみると、求人数が増加したのは9業種のうち「金融」「メディカル」「メーカー」「小売・外食」の4業種となりました。特に伸びたのは、「小売・外食」(前月比102.7%)、「金融」(前月比102.2%)でした。職種別で求人数が増加したのは、11職種のうち「営業系」「企画・管理系」「技術系(電気・機械)」「技術系(メディカル)」「技術系(化学・食品)」「販売・サービス系」の6職種となりました。特に伸びたのは、「販売・サービス系」(前月比106.3%)、「技術系(化学・食品)」(前月比104.0%)でした。
■解説 ~2018年1月は、4月入社に向けた企業の採用活動が本格化。転職先の選択肢さらに広がる~
12月の求人倍率は前月から大きく上昇し2.87倍となり、2017年の求人倍率の最高値を更新しました。毎年12月は年末にかけて転職希望者が活動を控える傾向にあるためで、今年も同様の動きとなりました。求人数は、募集中の求人において採用を確定させる動きが強まったため、微増に留まりました。
2018年度の転職市場は、昨年同様に1年を通して活況となる見込みです。なかでも1月は、4月入社を目標とした採用活動に力を入れる企業が多く、求人数が増加するでしょう。転職希望者においても、1~3月は活動を行う人が増えるため、求人倍率は12月に比べると下降する見込みです。しかしながら、求人数は過去最高水準が続いており、あらゆる業種、職種で採用活動が行われています。また、企業は採用予定のポジションを年度末までに充足させようと採用活動に力を入れることから、転職希望者にとってはチャンスの多い時期といえるでしょう。(DODA編集長 大浦 征也)
※DODAサイトでご覧いただける「DODA転職求人倍率レポート」では、詳細なデータや考察を掲載しております。
※調査は2008年より行っております。過去のデータをご覧になりたい場合は、広報部までお問い合わせください。
■2018年上半期 転職市場予測
転職市場は引き続き活況。企業の新しい挑戦への動きを、スピーディに推し進められる人材にニーズ高まる
2018年上半期(1月〜6月)の求人数は、引き続き豊富な状況が続き、さまざまな業界・職種で上昇を続ける見込みです。
さまざまな業界でテクノロジーやデジタルデータが活用され、全く新しい商材やサービスのリリース、今までつながりのなかった企業同士の提携などといった新たな変化が生まれています。こうした変化にスピーディに対応するために企業は、これまで社内にはいなかったタイプの人材を求め始めています。新たな領域への進出やビジネスのボーダレス化が進み、変革や業務効率化への意識、変化への対応力などの有無によって転職希望者は、過去に経験した業種や職種に囚われずに、幅広くチャレンジできるでしょう。(DODA編集長 大浦 征也)
※「転職市場予測2018上半期」は、2018年1月10日(水)にDODAサイトで公開いたしました。11の業種・職種ごとに詳細な解説を掲載しております。
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パーソルキャリア株式会社 広報部
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◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ /1月16日発表・同社プレスリリースより転載)