2017年6月の転職求人倍率は前月比-0.03ptの2.43倍~求人数の増加は止まらず、過去最大級に。転職希望者へのチャンスさらに広がる(転職サービス「DODA(デューダ)」調べ):パーソルキャリア
総合人材サービス、パーソルグループのパーソルキャリア株式会社(旧社名:インテリジェンス、本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾 太郎)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、2017年6月の転職求人倍率をまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※ 転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、DODA転職支援サービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■2017年6月の概況
2017年6月の転職求人倍率は、前月比-0.03ポイントの2.43倍となりました。求人数は前月比+1.9%、前年同月比+21.0%となり、31ヵ月連続で調査開始(2008年1月)以来の最高値を更新しました。転職希望者数は前月比+3.5%、前年同月比+33.4%でした。
業種別にみると、求人数が増加したのは9業種のうち「IT・通信」「メディア」「メディカル」「メーカー」「商社・流通」「サービス」の6業種となりました。特に伸びたのは、「メディア」(前月比+4.9%)、「IT・通信」(前月比+3.6%)でした。職種別では求人数が増加したのは、11職種のうち「営業系」「企画・管理系」「技術系(IT・通信)」「技術系(化学・食品)」「技術系(建築・土木)」「専門職」「クリエイティブ系」の7職種となりました。特に伸びたのは、「専門職」(前月比+15.7%)、「営業系」(前月比+4.1%)でした。
■解説 ~中途採用の活発化を受け求人数は増加。7月以降も求人数は高水準を維持し、転職先の選択肢広がる~
6月の求人数は、競合が中途採用を活発に行う状況を受けて求人を追加した企業や、新卒採用が一段落し、採用予定人数に満たない枠を中途採用で補おうとする企業があったため、増加しました。また、求人数が多い今のうちに転職しようと活動を開始する人が増えており、転職希望者数が求人数の増加幅を上回りました。
7月以降も、多くの企業が4月~6月にかけて今年度の中途採用の募集を始めたため求人は充実しており、求人数は緩やかに増加する見込みです。ここ数カ月で、求人数増加以上に転職希望者数の増加の勢いが増しており、気になっていた企業が求人を始めたことや、同僚や友人が転職したことをきっかけに、転職活動を始める人も見られます。人気の高い求人にはたくさんの応募が集まって競争率が高まり、企業も条件をそれほど緩和せず、条件を満たす人材が見つかるまで採用活動を続ける傾向にあります。そのため、自身のこれまでの成果をアピールすることや、企業にとって納得感のある志望動機を伝えることが重要といえるでしょう。(DODA編集長 大浦 征也)
※DODAサイトでご覧いただける「DODA転職求人倍率レポート」では、詳細なデータや考察を掲載しております。
※調査は2008年より行っております。過去のデータをご覧になりたい場合は、広報室までお問い合わせください。
<本件に関するお問い合わせ>
パーソルキャリア株式会社 広報部
03-6757-4266(受付時間:平日 10:00~19:00)
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(パーソルキャリア株式会社 https://www.persol-career.co.jp/ /7月11日発表・同社プレスリリースより転載)