2016年9月 転職求人倍率 2.72倍(前月比-0.09pt)求人数は22ヵ月連続で過去最高 転職先で経験を活用できる人の需要高まる~転職サービス「DODA(デューダ)」調べ:インテリジェンス
総合人材サービスのパーソルグループで、株式会社インテリジェンス(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:峯尾太郎)が運営する転職サービス「DODA(デューダ)」は、2016年9月の転職求人倍率をまとめた「DODA 転職求人倍率レポート」を発表しましたのでお知らせします。
※転職求人倍率は、ホワイトカラー層を中心とした転職マーケットにおける需給バランスを表すもので、DODA転職支援サービス登録者(転職希望者)1名に対して、中途採用の求人が何件あるかを算出した数値です。<算出式:転職求人倍率=求人数(採用予定人員)÷転職希望者数>
■ 2016年9月の概況
2016年9月の転職求人倍率は、前月より0.09ポイントマイナスの2.72倍。求人数は前月比+2.1%、前年同月比+27.3%となり、22カ月連続で調査開始(2008年1月)以来の最高値を更新しました。転職希望者数は前月比+5.5%、前年同月比+20.6%でした。
業種別にみると、求人数が増加したのは9業種のうち「金融」「その他」を除く7業種となりました。求人数が特に伸びたのは、「商社・流通」(前月比+4.0%)、「サービス」(前月比+3.4%)でした。職種別では、求人数が増加したのは11職種のうち「専門職」を除く10職種となりました。求人数が特に伸びたのは、「技術系(建築・土木)」(前月比+6.2%)、「クリエイティブ系」(前月比+5.7%)でした。
■ 解説 ~求人数の増加は続き、転職先でこれまでの経験を活用できる人の需要が高まる~
9月は、10~3月の採用を予定した募集が始まり、既存事業の拡大や、注力事業の強化を図ろうとする企業を中心に求人数が増加しました。転職希望者も、新しいポジションの募集開始や異動の辞令を契機に、転職活動に踏み切った人、12月の賞与後の転職を目指し求人に応募する人など時期要因が重なって増加し、転職市場は活発化しました。
10月以降も求人数は増加する見通しですが、景気は横ばいの状況が続いており、これまでよりも即戦力に近い経験者を求める企業が増加傾向にあります。そのため、経験を活かしたキャリアアップや待遇改善をしたい方は、この時期から活動を始めるのが良いでしょう。転職成功者の年齢は年々上昇していますので、経験豊富な中堅やベテラン社員もチャンスです。また、異業種参入企業が増え、いまの会社とは全く別の業種の企業から経験を高く評価される事例も数多く見られるようになっています。(DODA編集長 木下 学)
※DODAサイトでご覧いただける「DODA転職求人倍率レポート」では、詳細なデータや考察を掲載しております。
※調査は2008年より行っております。過去のデータをご覧になりたい場合は、広報室までお問い合わせください。
<本件に関するお問い合わせ先>
株式会社インテリジェンス
広報へのお問い合わせ
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社インテリジェンス http://www.inte.co.jp/ /10月11日発表・同社プレスリリースより転載)