内定者の7割以上が企業の理念・価値観に共感。内定者の約9割が会社説明を重要視~2016年 内定者に聞く『企業の採用活動に対する意識調査』:むすび
人材採用の領域にブランド構築の理論を応用してコンサルティングやツール制作などを行うむすび株式会社(本社:東京都目黒区、代表:深澤 了)では、2016年9月13日から9月20日の期間、2016年度の内定者(内々定者)200名に対して「企業の採用活動に対する意識調査」を実施いたしました。
【結果概要】(n=200)
●会社選びの際に最も重要視したのは「業務内容(65.0%)」
●内定者の約9割が会社説明を重要視していると回答
●採用活動により会社の魅力が「明確に伝わった(31.9%)」、「何となく伝わった(55.5%)」
●内定者の70%以上が理念・価値観に共感していると回答
● 90%以上の学生が理念・価値観に共感できた企業に入社したいと回答
【2016年内定者に聞く、会社を選びの決め手は何?】
昨今の採用市場は非常に活発化しており、企業側の買い手市場から学生側の売り手市場へと変化を見せています。学生が以前より多くの情報を入手しやすくなった現在、企業は優秀な人材を確保する為、採用活動に対してのアプローチがより重視されるようになってきています。そうした中、実際に就職活動をしている学生たちは、企業の採用活動に対してどのように捉えどのように感じているのでしょうか。
まずは、2016年の内定者(内々定者)に対し、就職したい会社を選ぶ際に何を重要視したかを聞いたところ、最も多かったのが「業務内容(65.0%)」、次に「勤務時間・所在地(51.5%)」、「会社の雰囲気(50.0%)」、「給与・昇給・昇格(49.0%)」といった結果になりました。
【会社説明会に対しての学生の意識を調査】
2016年の内定者(内々定者)の内、会社説明会を受けたと回答した方(n=191)に対して、会社説明会に対しどのように感じているかを調査いたしました。先ずは、会社説明を重要視しているか否かを調査したところ、「重要だと思う(48.7%)」、「どちらかとういうと重要だと思う(40.8%)」あわせると約9割の学生が会社説明を重要視している事が分かりました。
また、会社説明などの企業の採用活動により、会社の魅力は伝わったかを聞いたところ、「明確に伝わった」と回答した学生は31.9%で、「何となく伝わった」が55.5%と最多回答になりました。この結果より、未だ多くの企業が会社説明を含む採用活動にて、学生が満足する企業情報を伝達できていないと考えられます。
【伝わっていますか?「理念・価値観」】
次に、就職活動中に企業の理念・価値観に共感できた会社があったか聞いたところ、「あった(70.5%)」、「無かった(11.0%)」、「わからない(18.5%)」と2016年の内定者(内々定者)の7割以上が企業の理念・価値観に共感している事が分かりました。この結果より、学生の多くは就職活動中に、企業の持つ理念・価値観を意識していると想定できます。また、理念・価値観が共感できたと回答した方(n=141)に対して、その会社に対してどのような感情を抱くか聞いたところ、最も多かったのが「信頼感(58.9%)」、次に「期待感(51.8%)」、「親近感(36.9%)」、「幸福感(12.8%)」、「達成感(12.8%)」といった結果になりました。
【企業の理念・価値観は志望動機に影響するのか】
また、企業の価値観・理念に共感したと回答した方(n=141)に対して、企業の理念・価値観は志望動機に影響したかと聞いたところ、影響したと回答した学生が39.0%、どちらかといえば影響したと回答した学生が55.3%、あわせると94.3%の学生が企業の理念・価値観が志望動機に影響したと回答しています。
企業の理念・価値観に対する、就職活動中の学生の意識、共感した際の感情、志望動機への影響力など、今回の調査結果から、採用活動において企業の理念・価値観をしっかりと伝えることこそが、学生に対し、会社の魅力をしっかりと伝えることに繋がると考えられます。
<調査概要>
調査対象 2017年3月卒業見込予定の内定者(内々定者)
有効回答数 200名(男性110名、女性90名)
調査期間 2016年9月13日~2016年9月20日
調査方法 インターネットリサーチ
※本リリースによる調査結果をご利用いただく際は「むすび株式会社調べ 」と付記のうえご使用くださいますようお願い申し上げます。
◆ 本リリースの詳細は、こちら(PDF)をご覧ください。
(むすび株式会社 http://www.musubi-inc.co.jp/ / 9月27日発表・同社プレスリリースより転載)