アークインターナショナル、人事・給与パッケージとの
データ連携型勤怠管理システムを提供
インターネット業務アプリケーションの先端技術開発を手掛けるアークインターナショナル(東京都渋谷区、三輪隆至・代表取締役社長)は、XMLのトランスレート技術を応用して人事・給与のパッケージソフトウェアやタイムカードシステムなどといった外部システムとの複雑なデータ交換を実現できる勤怠管理システムを開発、パッケージシステム「勤怠課長」を8月1日から発売、それを使った導入サービスの提供を開始します。
これまでの勤怠管理システムは、タイムカード入力と勤務時間集計を主な機能としており、人事システムとのマスタ連携や勤務時間の給与システムへの引渡しなどは固定のCSVファイルによるやり取りが中心でした。実際のデータ交換を行う際には各プログラムの修正やカスタマイズが必要になり、運用中にはシステム間でデータの不整合が発生するなど、初期コストがかかる上に、運用も膨大な時間を要するケースが多々見られました。
アークインターナショナルは数年間にわたり開発作業で培ってきたXMLのデータトランスレート技術を応用し、それぞれのシステムを改修することなく、入出力データフォーマットの調整や変換方式に対応することができるモジュールを開発、各システムとの連携が容易に実現できる勤怠管理パッケージシステム製品を提供します。人事システムや給与システムといった連携が必須となるデータ交換機能以外にもタイムカードシステムをはじめICカード、指紋認証出退勤管理システムなど、さまざまな出退勤システムとの連携も実現可能としています。
勤怠管理機能は、ブラウザによるタイムカード入力や各種超過時間集計といった基本的な機能の他、携帯端末による打刻処理や日報入力、シフト勤務やフレックス勤務といった複雑な勤務体系に対応しているのが特徴的。集計状況は随時参照できるので、上司(所属長)や経理担当は、時間外累計情報をリアルタイムに且つ一覧表にて把握可能。集計表や台帳の帳票はPDFとExcelファイルへの出力が可能で柔軟な帳票管理ができます。また、勤怠管理用のワークフロー機能を搭載し、複雑な申請・承認処理にも対応することができます。
開発言語はJavaサーバサイドプログラムでインターネット環境があれば、どこでも利用可能。 オープンソースのフレームワークを勤怠管理用に改造したものを利用し、MVCモデルを採用しています。
対応OSはWindows、Linux、Solarisなど、OSを選ばないマルチプラットフォームシステム。また、独自のデータベースラッピングモジュールを採用し、Oracle、DB2、PostgreSQLといったさまざまなデータベースとの接続を可能としたマルチベンダー対応システムです。
価格はパッケージ本体が300万円、導入コンサルなど導入支援費用が100万円程度。 企業個別のカスタマイズ対応の場合700万円から1000万円程度が標準的な導入価格となります。このパッケージシステムは初年度30システムの提供を見込んでおり、サービスプロバイダーと提携したASPサービスでの提供も計画中。
【 技術的な特徴 】
・ Javaのサーバサイドプログラムのため、インターネットが使用できればどこでも利用可能
・ 携帯端末対応
・ オープンソースのフレームワークを勤怠管理用に改造し、MVCモデルを採用
・ 独自のデータベースラッパーを採用し、マルチデータベース対応を実現
(Oracle、DB2、PostgreSQL対応)
・ XMLインターフェースの採用
【 機能的な特徴 】
・ タイムカードイメージの入力画面を採用
・ 携帯端末による打刻処理、日報入力機能
・ タイムカードシステムをはじめICカード指紋認証出退勤管理システムなど、さまざまな出退
勤システムと連携可能
・ 人事、給与システムと複雑な連携可能
・ フレックス、シフト管理による勤務体系対応
・ 時間外累計情報などリアルタイムに集計状況を参照、一覧表にて把握可能
・ 集計表や台帳の帳票はPDFとExcelファイル出力により柔軟な帳票管理が可能
・ 承認ワークフロー機能搭載
(アークインターナショナル http://www.arc-i.com//同社プレスリリースより抜粋・7月21日)