新卒採用スケジュール変更「プラスに捉える」学生が半数を超え前年より増加。理由は「短期間で就職活動が終わる」が約6割~『2017年卒マイナビ大学生広報活動開始前の活動調査』
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:中川信行)は、2017年卒業予定のマイナビ会員を対象とした「2017年卒マイナビ大学生広報活動開始前の活動調査」を発表しました。本調査は今年で5回目となります。調査の概要は以下の通りです。
<調査結果の概要>
■ 採用スケジュール変更を「プラスに捉える」学生が前年より増加し、半数を超える
2年連続となる就職活動時期の変更について、前年よりも「プラスに捉えている」(「どちらかといえば」を含む)という回答が15.1pt増の52.2%と、「マイナスに捉えている」(「どちらかといえば」を含む)の47.9%を上回る結果となった。過去2回の時期変更時(※)はマイナスに捉える割合が高かったことから(2013年卒:55.1%、2016年卒:62.9%)、今回の選考開始時期の変更については、学生の間で比較的好印象であることが分かる。
※2013年卒:採用広報活動開始が10月から12月へ/2016年卒:採用広報活動開始が12月から3月へ・選考活動が4月から8月へ
■ プラスに捉える理由のトップは「短期間で就職活動が終わる」
プラスに捉える理由としては、就職環境の好転から早期に活動を終了できると考える学生が多いためか、「短期間で就職活動が終わる(66.7%)」、「(卒論等の)学業に費やせる期間が増える(44.0%)」などが上位を占めた。また「暑い時期に活動しなくて済む(28.7%)」や、「落ち着いて夏休みを過ごせる(27.6%)」など、夏季休暇期間にピークが重複しないことに対する安堵感を示す項目も多く選ばれている。
マイナスに捉える理由としては、「面接・選考の時期が集中・重複する」が70.9%で、2016年卒と同じ理由がトップとなった。また、広報活動期間の短縮による影響で「筆記試験やESなどの準備期間が減る」が52.7%と、短期間での活動となるため、準備不足への懸念がうかがえる。
■ 希望する広報開始時期は「10~12月」、選考開始時期は「4月」が多い結果に
学生がどのような日程を希望しているのか聞いたところ、広報開始時期(エントリー受付開始)は「10~12月」が21.1%で最多となり、ここ2年続いた「3月」が14.6%と続いた。選考開始時期に関しては「4月」が15.9%と最多で、次いで「3月」が13.7%となった。前年の選考開始時期の「8月」は7.1%、今年の「6月」は11.6%とやや低く、早期の選考開始を希望する学生の割合が高い結果となった。
■ インターンシップ参加率は約6割、参加時期は12月・1月が増加。インターシップ以外の活動は比較的遅めに進行
「インターンシップに参加した」学生は前年比3.9pt増の62.1%と、6割を超えたものの微増に留まった。ただ、参加した学生の参加社数分布を見ると、「5社以上」の割合が前年比3.1pt増の16.0%となるなど、一部の学生において、より積極的に参加する傾向が見られる。参加時期は2016年卒の選考開始時期と重複した「8月」が37.2%で前年より2.1pt減少した一方で、「12月」から「1月」にかけての参加割合が上昇している(12月:前年比6.1pt増の24.0%/1月:前年比8.8pt増の31.1%)。
「学内ガイダンスに参加」や「就職情報サイトに登録」など、インターンシップ以外の就活準備の開始時期は「10月以降」が前年比7.3pt増の57.4%で、全般的な活動は比較的遅めに準備を始めたようだ。
【「2017年卒マイナビ大学生広報活動開始前の活動調査」概要】
○調査方法/2016年2月8日時点の『マイナビ2017』全会員にWEB DMを配信
○調査期間/2016年2月8日(月)~ 2月25日(木)
○調査対象/2017年に卒業予定の全国大学3年生及び大学院1年生
回答数8,065名(文系男子1,697名、理系男子1,189名、文系女子4,064名、理系女子1,115名)
※調査結果の詳細は採用サポネットで公開しています
[本件に関するお問い合わせ・取材等のお申し込み先]
社長室 広報部
TEL.03-6267-4155 FAX.03-6267-4050
e-mail:koho@mynavi.jp
◆本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ http://www.mynavi.jp/ /3月10発表・同社プレスリリースより転載)