無料会員登録

日本の人事部への登録は45秒で完了!
※登録内容はマイページで確認・変更できます。

※「@jinjibu.jp」からのメールが受信できるようにしてください。

既に会員の方はこちら

または各SNSで登録

日本の人事部があなたの許可無く投稿することはありません

既に会員の方は
こちらからログイン

ログイン

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・ログイン

ありがとうございます。会員登録が完了しました。
メールにてお送りしたパスワードでログインし、
引続きコンテンツをお楽しみください。

無料会員登録

不正な操作が行われました。
お手数ですが再度操作を行ってください。

会員登録完了・自動ログイン

会員登録とログインが完了しました。
引続きコンテンツをご利用ください。

マイページ

会員登録済み


選択したSNSアカウントは既に会員登録済みです。

【ヨミ】ベーシックインカム

ベーシック・インカム

ベーシック・インカムとは?

ベーシック・インカム(Basic Income,以下BI)とは、個人が最低限の生活を送るために必要とされる基本的(ベーシック)な所得(インカム)を現金給付の形で保障する制度。年齢、所得、資産、勤労の意志などに関係なく、国民なら誰でも毎月一律の給付金を受けられるのが特徴です。一律所得保障、あるいは基礎所得保障とも呼ばれます。

掲載日:2010/04/19 更新日:2018/08/28

すべての国民に最低限の生活を保障
セーフティネットの整備で労使ともにメリット

長引く不況、雇用の悪化、広がる格差――こうした不安を解消する政策の有力な選択肢として注目を集めているのがこのBIです。現金給付によって国民一人ひとりに最低限の生活を保障しようというアイデアの起源は古く、18世紀末には、イギリスの社会思想家トマス・ペインによって、唱えられていたとされます。以後、現実の政治で陽の目をみることはなかったものの、1980年代から欧州を中心に議論が再燃。日本でも、2009年8月の衆議院選挙において新党日本がBIをマニフェストに掲げ、鳩山由紀夫首相も国会で「(BIは)検討されるべきだ」と答弁するなど、ここへきて盛り上がりを見せています。現政権の目玉政策である「子ども手当」も、限定的なBIだといっていいでしょう。

誰でも無条件に、一定の所得が保障されるとなれば、貧困問題の解消など福祉の拡大に向けた効果ははかりしれません。生活のために仕方なく働いていた人は、不本意な仕事や劣悪な職場環境、失敗を恐れて夢を諦めざるをえない閉そく感から解放されるでしょう。労働者の地位向上も期待できます。BIに詳しい京都府立大学の小沢修司教授は「働いたその収入で生活できるという資本主義の前提はすでに壊れ、安定した雇用がいつ不安定になるかわからない。そんな時代に社会保障制度の機能不全を解決する根本的な発想の転換策」だと評価します。しかしそんな大盤振る舞いが可能なのか、財政悪化に拍車をかけるバラマキではないのかという疑問はぬぐえません。

財源としては、おもに所得税が有望視されています。BIの支給によって代わりに扶養控除や配偶者控除が不要になり、課税対象額が現在の2倍以上に増えるためです。また、年金や生活保護、児童手当てといった既存の社会保障もBIに一元化できるので、行政コストの大幅削減が可能です。小沢教授の試算では、所得税の累進課税を廃して税率45%の単一比例課税にすることで、1人あたり月額8万円を支給できるとしています。BIを導入すれば、税率をこれほど引き上げても、たとえば年収700万円で子ども1人の世帯なら収入は増える計算になり、シングルの場合は年収300万円を超えると収入が減ることになります。BIが、少子化対策としても有効と期待されるゆえんです。

そしてもうひとつ。誰にでも一定のセーフティネットが用意されることのメリットは、働き手だけでなく、実は企業側にとっても小さくありません。需要にあわせて雇用調整や賃金カットなどが行いやすくなる、つまり雇用がよりフレキシブルになるのです。もっとも、BIによって「働かない」という選択肢も担保されるわけですから、人材の採用・確保には、これまで以上の努力と工夫が求められるかもしれません。

就労意欲の低下やそれに伴う社会の沈滞、治安の悪化といったデメリットも指摘され、現状は賛否両論。いずれにせよ、BIをめぐる議論はまだ始まったばかりです。

企画・編集:『日本の人事部』編集部

HRペディア「人事辞典」

HRペディア「人事辞典」

? このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します このジャンルの新コンテンツ掲載時に通知します
フォロー

無料会員登録

フォローすると、対象ジャンルの新着記事が掲載された際に通知します。
利用には『日本の人事部』への会員登録が必要です。

メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

用語の基本的な意味、具体的な業務に関する解説や事例などが豊富に掲載されています。掲載用語数は1,300以上、毎月新しい用語を掲載。基礎知識の習得に、課題解決のヒントに、すべてのビジネスパーソンをサポートする人事辞典です。

この記事ジャンル 経営

無料会員登録

会員登録すると、興味のあるコンテンツをお届けしやすくなります。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事を既読にする

無料会員登録

「既読機能」のご利用には『日本の人事部』会員への登録が必要です。
メールアドレスのみの登録で、15秒で完了します。

この記事をオススメ

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。
※コメント入力は任意です。

オススメ
コメント
(任意)
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

コメントを書く

あなたのオススメとして、ニックネーム、業種、所在地(都道府県まで)が公開されます。

コメント
■コメント投稿に関するご注意
以下に定めるご注意をご承諾の上、コメントを投稿してください。

1.
記載されている記事や回答の内容に関係のないコメントは、ご遠慮ください。
2.
以下の内容を含んだコメントの投稿を禁止します。『日本の人事部』事務局が禁止行為に該当すると判断した場合には、投稿者に通知することなく、コメントを削除または修正することもございます。予めご了承ください。
・第三者の名誉または信用を毀損するもの
・第三者を誹謗・中傷するもの
・第三者の名誉、信用、プライバシーを侵害するもの
・第三者の著作権等の知的財産権を侵害するもの
・第三者の権利または利益を侵害するもの
・公序良俗に反する内容を含んだもの
・政治活動、宗教、思想に関する記載があるもの
・法令に違反する、または違反のおそれがある記載のあるもの
・差別につながるもの
・事実に反する情報を記載するもの
・営利目的の宣伝・広告を含んだもの
・その他、内容が不適切と判断されるもの
3.
氏名・住所・電話番号などの個人情報を記載すると、トラブルに繋がる可能性があります。絶対に記載することのないよう、ご注意ください。
4.
掲載されたコメントにより発生したトラブルに関しては、いかなる場合も『日本の人事部』事務局では責任を負いかねますので、ご了承ください。
5.
ご投稿いただきましたコメントは、『日本の人事部』や、当社が運営するウェブサイト、発行物(メールマガジン、印刷物)などに転載させていただく場合がございますので、ご了承下さい。

問題を報告

ご報告ありがとうございます。
『日本の人事部』事務局にて内容を確認させていただきます。

報告内容
問題点

【ご注意】
・このご報告に、事務局から個別にご返信することはありません。
・ご報告いただいた内容が、弊社以外の第三者に伝わることはありません。
・ご報告をいただいても、対応を行わない場合もございます。

「経営」に関する記事

会員情報追加


メールアドレス
 
氏名

 人

※おおよその数字で構いません

担当する業務と人事経験年数を入力してください

都道府県

※内容はマイページで変更できます

「経営」に関する書式・テンプレート