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【ヨミ】グローバルジンジ グローバル人事

「グローバル人事」とは、海外事業を展開する企業がグローバル連結ベースでの業績、成果を最大化することを目的に導入する人材マネジメントの取り組みです。本社、エリア、現地がそれぞれの役割や人事機能を明確にし、国境を越えた人材の登用、交流、育成、処遇などのしくみを構築することが求められます。
(2009/1/19掲載)

グローバル人事のケーススタディ

世界中の社員を統合する“ウェイ”が必須
新規採用でもグローバル人材に注目

日本企業が全世界の拠点で雇用している社員のうち、現地人社員の総数は、いまや日本人社員を大幅に上回っています。日本企業の人材基盤は、量的には完全にグローバル化しているといえるでしょう。世界中で働く多くの外国人社員の能力をいかにして引き出すか、人材の評価を共有し、そのパフォーマンスを企業グループ全体の国際競争力の強化にどう結びつけられるか――グローバル人事施策の重要性が問われるゆえんです。

風土も国民性も習慣も異なる各地の拠点に対して、グローバル人事を導入するには、その基盤として、社員一人ひとりの行動や思考を自社の経営理念に統合するための明確な指針が欠かせません。グローバル人事の先進企業といわれるトヨタやオムロンではこの行動指針を“ウェイ”という形で具体的に表現し、それぞれ「トヨタウェイ」「オムロンウェイ」として、世界中の社員に周知徹底させています。

その上で個々の能力と自社へのロイヤリティを最大限に引き出すために、グローバルな基準で役割や成果を公正に評価・処遇する制度を導入。グローバルベースでの経営を担う幹部層の登用や育成、逆出向や海外拠点間の異動など、グローバルな人材活用のしくみづくりに力を注いでいます。

質・量ともに国内の人材不足が叫ばれる現在、すでに自社グループ内にいる外国人を活用するだけなく、新規採用でも、海外の人材に目を向ける日本企業が増えています。2008年春の新卒採用で11人の外国籍社員を採用した大和証券SMBCでは、同年秋にも中国、アメリカ、ロシアから4名の社員を迎え入れました。いずれも日本への留学生ではなく、それぞれ母国の大学で学んでいた学生に直接アプローチし、採用に踏み切るという従来にはなかったパターンです。

日本で働きたい外国人向けに就職支援サービスを行っているソルバーネットワーク株式会社の油屋康社長は「日本企業の製造拠点、販売拠点のグローバル化は進んだ。次は人材のグローバル化を推進する時期。10年後は社員のうち10人に1人が外国人という時代が来る」と予想しています。

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