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【ヨミ】エービーダブリュー ABW

「ABW」とは、「Activity Based Working」の略で、仕事内容に合わせて、時間や場所を自由に選択できる働き方のことをいいます。オランダの保険会社から生まれたこの考え方は、グーグルやアクセンチュアなどをはじめとする多くの企業で取り入れられ、広く知られるようになりました。近年では、ABWの実現に向けて「オフィスのあり方」を再定義する企業も増えており、業務に応じたオフィスデザインの工夫も進んでいます。(2019/1/18掲載)

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ABWのケーススタディ

オフィスに来なくても働ける中で
あらためて考える「オフィスのあり方」

「会社に行かなければ仕事ができない」時代が終わりつつあります。ノートPCやスマホ、タブレットなどが普及し、だれでも簡単にネットワーク上でつながれるようになったことで、同じ空間にいなくても一緒に業務を行ったり、会議に参加したりすることができるようになったからです。

こうした仕組みを活用し、近年では、自宅やカフェなどでリモートワークを行う人も増えています。その日の予定や業務内容に応じて最も効率よく働ける環境を選択することで、生産性の向上も期待できるでしょう。働き方改革に多くの企業が取り組む中で、こうしたABWの考え方が注目されています。

企業がABWを導入することで得られるメリットは、生産性向上に限りません。例えば、コスト削減。出社して働く従業員が少ない企業では、一人ひとりに固定席を与える必要がありません。フリーアドレス制を導入して席数を減らせば、オフィス面積を縮小し、家賃を抑えることもできるでしょう。また、自由な働き方を認めることで、社外に向けたPR効果も期待できます。他社と差別化ができれば、その企業で働きたいと感じる人が増え、優秀な人材の採用にもつながるかもしれません。

ABWを、オフィス内で実現しようという動きも進んでいます。業務の内容に合わせて、通常の執務デスク以外にスペースや机を選択できる企業が増えているのです。例えば、より作業に集中して取り組める個人ブースや、アイデアを出し合う際にリラックスできるソファのある打ち合わせスペース、気軽にコミュニケーションをとれるラウンジや、テレビ電話ミーティングができるスペースなど。目的に応じて利用できる複数のスペースを用意し、場面によって使い分けることで、オフィス内でもより効率的に働けるようになります。


どこでも働けるようになる中で、オフィスには単に「働く場所」としてではない、新たな価値が求められています。自社のオフィスには何が必要なのか。どういった機能が求められているのか。単純に他社をまねるだけではなく、従業員の業務をしっかり分析しながら、要望を吸い上げていくことが、企業には求められます。

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