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俳優&映画祭代表・別所哲也さんとIndeed 田尻祥一さんが語る 企業と求職者をつなぐブランデッドムービーの可能性 ~2024年応募作品の傾向をふまえて~

注目の記事新卒採用中途採用[ PR ]掲載日:2024/07/30

米国アカデミー賞公認・アジア最大級の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」。今年も、企業や広告会社がブランディングを目的として制作するショートフィルム(ブランデッドムービー)の祭典「BRANDED SHORTS」が開催されました。「BRANDED SHORTS2024」では五つの部門や賞が設定されており、その一つがHRに関連したブランデッドムービーを対象とする「HR部門 supporetd by Indeed」で、趣旨に賛同したIndeedが協賛しています。慢性的な人手不足や求職者の価値観の多様化に伴い、人材の採用がますます厳しくなっている中、自社の情報を求職者に伝える上で動画マーケティングやHRブランデッドムービーは、どのような効果があるのでしょうか。同映画祭の代表で俳優の別所哲也さんと、Indeed Japan株式会社マーケティング本部 シニアディレクターの田尻祥一さんにお話をうかがいました。

Profile
別所哲也さん
別所哲也さん
ショートショート フィルムフェスティバル & アジア代表
株式会社パシフィックボイス代表取締役社長

べっしょ・てつや/1990年、日米合作映画『クライシス2050』でハリウッドデビュー。米国俳優協会(SAG)会員。その後、映画・ドラマ・舞台・ラジオなどで幅広く活躍中。「レ・ミゼラブル」、「ミス・サイゴン」などの舞台に出演。1999年より、日本発の国際短編映画祭「ショートショート フィルムフェスティバル & アジア」を主宰し、文化庁長官表彰受賞。観光庁「VISIT JAPAN大使」、映画倫理委員会委員、外務省「ジャパン・ハウス」有識者諮問会議メンバー、東京観光大使に就任。内閣府・世界で活躍し『日本』を発信する日本人の一人に選出。第1回岩谷時子賞奨励賞受賞。第63回横浜文化賞受賞。

田尻 祥一さん
田尻 祥一さん
Indeed Japan株式会社マーケティング本部 シニアディレクター

たじり・しょういち/2004年にアクセンチュア株式会社に入社。国内外のさまざまな経営戦略・事業改革プロジェクトに従事。2009年にデル・テクノロジーズ株式会社に入社。アジア太平洋地域における営業企画や日本法人経営企画室室長を歴任。2013年からマーケティング統括本部にて本部長としてB2B及びB2C向けマーケティングを統括。2022年より現職。

世界が注目するショートフィルムの祭典

映画祭の立ち上げの経緯、概要をお聞かせください。

別所:本映画祭は、1999年にスタートしました。私がハリウッドで俳優としてデビューした際に、ロサンゼルスでショートフィルム(短編映画)に出合ったのが、立ち上げのきっかけです。多くのクリエイターにとって、ショートフィルムは、キャリアをスタートする上で最初の一歩となるもので、魅力を日本に伝えたいと思いました。

それから26年。最近では、より短い動画によるコミュニケーションが主流になっています。映画などのエンターテインメントを超えて、多くの情報や物語を伝える手段として、ショートフィルムが重要な役割を果たしています。ショートフィルムの可能性を信じ続け、俳優である私もこの領域で活動を続けています。

別所哲也さん

2024年の映画祭への思いをお聞かせください。

別所:昨年、25周年の節目を迎えました。コロナ禍を経て、今年は海外から多くのクリエイターがこの映画祭に集ってくれていました。感慨深いですね。加えて、今年はAIで生成されたショートフィルムが100本以上も集まりました。映画は、クリエイティブとテクノロジーの結晶なので、最新のトレンドの影響を受けます。そんなトレンドの変化も面白いですね。

採用ブランディングの重要性がさらに高まっている

HR部門創設の背景についてお聞かせください。

別所:「ブランデッドエンターテイメント」(映画やドラマなどのエンターテイメントに企業などのメッセージを埋め込み、ブランディングすること)の考え方が生まれ、「PR」「IR」「HR」といった領域におけるコミュニケーションが、ショートフィルムの形で行われることが増えました。ショートフィルムは、特にHRや採用に関しては、発信する企業にとって有用なストーリーテリングのツールであり、注目されるようになってきました。そのため、HR部門を創設したのです。

ここ数年、転職のトレンドはどう変化したのでしょうか。また、トレンドをふまえた企業の採用ブランディングの重要性についてお聞かせください。

田尻:かつては新卒で入社して定年まで勤め上げるのが日本の雇用慣行でした。しかし、今は新卒で入社した社員の約3割が、入社時点ですでに次のキャリアを考えているとも言われています。働く人の意識が大きく変わり、働き方の多様化も進んでいます。企業は自分に合ったキャリアを探す求職者に対して、自社の働き方に関するスタンス等を明確に伝えることで優秀な人材を引きつけようとしています。生の声で伝えたり、働いている人の生きざまを描いたりすることで、自社が大事にしていることを伝えていく。こうした採用ブランディングが重要だと考えます。

「HR部門 supporetd by Indeed」の表彰

2024年6月12日に開催された「BRANDED SHORTS2024」における「HR部門 supporetd by Indeed」の表彰

動画は「共感」を生む

採用ブランディングを行う上での「動画」の必要性・効用についてお聞かせください。

田尻:インターネットが世の中に普及した当初、何かを調べるには、検索エンジンを使ってテキスト情報を探すことが基本でした。

ところが、近年はソーシャルメディアを使って情報を検索し、動画を見る人が増えてきたと言われています。ソーシャルメディアで紹介されている動画は、6秒、15秒などの短さで編集されているものが多い。そういった動画で情報を入手し、意思決定をすることに慣れ親しんでいる人たちが多くいるのです。そのため、採用という領域でも、短尺の動画が効果的になってきていると考えられます。

別所:私はその動画の世界で生きている人間です。俳優としても、映画祭の主催者としてもそうです。動画がエンターテインメントの領域を超えて、人々に共感を生み、ライフスタイルに影響を与える時代になってきたことを実感しています。特に、自分の人生の中で大きな割合を占める「働くこと」に関しては、売上高や株価という企業のファクト情報を知ることも重要ですが、その会社が何を目指し、どのような方法で実現しようとしているのか、どういう仲間がいるのか、といったことを自分のライフスタイルとすり合わせることが最も重要です。そのために動画が使われているのではないでしょうか。求職者は動画を見ることで「会社に共感できるか」「会社と相性が合うか」を判断できるのです。

田尻さんがおっしゃったように、人生においてはさまざまなライフステージがあり、ずっと同じ企業に勤めるとは限りません。いろいろなライフスタイルに合わせて、働き方が変化する時代、さまざまな情報が欠かせません。自分と同じ立場の人の情報や企業が目指す方向性を動画で知ることが重要な時代なのです。

HR部門の作品の審査基準を教えてください。

別所:人事・採用につながるブランディングの観点では、企業が発信する「パーパス」「企業の魅力」が言語化されているか、受け手に伝わるかどうかが重要です。また、「見たいかどうか」「自分に関係あるかどうか」が一瞬で判断される時代なので、「視聴維持」されるかどうかも基準としています。それ以外にも、オリジナリティー、感動を与える力、エンターテインメント性も重要な基準です。

今後は縦型動画の普及にも注目しています。時代の流れに合わせて基準も柔軟に変化させなければならないと思っています。

リアリティーを追求し、心を揺さぶる作品が目立つ

今年のHR部門のノミネート作品、受賞作品についての感想、印象を教えてください。

ノミネート作品の一部画像

2024年「HR部門 supported by Indeed」のノミネート作品の一部画像

田尻:働く人に焦点を当てた、心を揺さぶるものが多かったですね。裏側に深いストーリーがあるなど、「よくここまで掘り下げたな」と感じさせる作品があり、よりオーセンティックな表現(「本物の」「正真正銘の」「信頼できる」などの意味)になってきていると感じます。オーセンティックな動画は、視聴者が自分事として捉えやすいんですね。映画のクオリティーに近づき、また、映画を超えていると思わせる作品もありました。

今年のHR部門 supported by Indeed HR Best Short Award受賞作品は「そう、あの料理店で・・・#1 修行篇」(全国料理業生活衛生同業組合連合会)です。板前を目指す青年が主人公で、仕事の難しさや悩み、喜びを具体的に表現していました。また、主人公を受け止め、支える親方やおかみさんといった、いわゆる雇用主側の視点や感情も細かく描かれていました。リアリティーに加え、理想像を見せてくれて、面白みや安心感のある、良い作品だと感じました。視聴者に共感を生み、「自分もこの仕事を目指してみたい」「同じように感動する仕事をしたい」と感じさせる力がありました。

田尻 祥一さん

HR 部門創設後の応募件数の推移や、社会の反響などについてもお聞かせください。

別所:応募件数は確実に増えています。採用ブランディングの動画ではあるものの、求職者だけではなく、既に社内で働いている人たちにとっても影響力があり、自分の居場所を再確認できる作品が増えてきています。

時代背景を反映した作品も多くなっています。例えば、今回の受賞作品もそうです。親方が主人公に寄り添う姿が描かれていました。また、誰もが経験する、社会に出る際の不安にも寄り添っています。かつては「黙って親方の背中を見て学べ」「何度も叱られてそこからはい上がれ」といった文化に思われがちであった業種・業態が変化し、働く人に寄り添うようになっています。また、「成長の速度には違いがある。無理をしなくても良い。他人と比べる必要はない」というメッセージも印象的ですね。

各飲食店からの反響も大きく、SNSでムービーを活用し人材募集を行っているケースも多数あるそうです。

このムービーは、人手不足など業界内の課題に対し、「料理業における仕事のやりがいや充実感」「料理業の社会的な役割や魅力、付加価値」を伝えよう、との狙いで制作されたと聞いています。

料理店やお店で働く方々からは、「修行時代を思い出して号泣しました」「ついおかみさん目線で見てしまいました」「登場人物の気持ちがよく理解できます」などの声があり、共感、支持が顕著にうかがえます。リアルな感情やお店が伝えたい思いをストーリー仕立てで巧みに描けているのです。SNS上では一般視聴者の方からも、「感動して泣くほどの素敵な広告でした。再度見たい」「リアルで見入ってしまった」「本気で頑張っている人を応援したくなった」などの声が上がったそうです。実際に働いている方々、ムービーを受け取る視聴者、両者の心をつかんでいることがうかがえます。

ブランデッドムービーで企業と人との良いつながりが生まれる

人材採用で企業ブランディングを考えている企業の皆さまにメッセージをお願いします。

田尻:最近、職場における「心理的安全性」の重要性が注目されています。安心して意見を言える環境であれば、働く人はよりパフォーマンスを発揮することができます。しかし、ただ「私たちの会社には心理的安全性があります」と言っても伝わりません。それを直接的ではなく、少し遠回しであってもリアリティーを持って伝えていくためのツールがブランデッドムービーです。

我々Indeedとしては、自分に合った仕事を探す求職者と、自社の価値観・ビジョンに共感して入社してほしいと思っている企業など雇用主側とのマッチングをテクノロジーによってサポートしたいと考えています。ブランデッドムービーの支援を通じて、求職者はもちろん、採用・人事に携わる方々の課題解決に向けて少しでも役立ちたいですね。

別所:採用ブランディングを考えている企業の皆さんには、HR動画・ショートフィルムの制作をおすすめします。ショートショート フィルムフェスティバル & アジア「BRANDED SHORTS」への応募もお待ちしています。制作についてお悩みであればご相談ください。私たちは、制作もサポートします。それによってクリエイターが新たな経験の機会を得られ、キャリアアップにもつながります。

今は、自分が悩んでいる姿や、答えを探し求めている姿を伝えても良い時代になりました。「常に100%だ」と言い続けなくても良いのです。それは企業も働く人も同様です。

企業が事業活動のプロセスを赤裸々に見せていく。自分たちが目指す世界を語っていく。こんな課題を抱えている、ということを伝えていく。これらをブランデッドムービーで行うことで、共感した人が「私もその活動に携わりたい」「自分も貢献できるかも」と思えることが重要なのです。

人の個々の強みを生かすことも重要ですが、逆に弱みを補完し合える人材を探すことも重要です。人が生きていく上で、すべての人に居場所があるはずです。企業と人とのつながり、人と人とのつながりをブランデッドムービーというツールを使って、実現させたいですね。

別所哲也さん、田尻 祥一さん

従来のコミュニケーションプランニングだけでは、顧客とのエンゲージメント醸成が難しくなってきた時代。企業と顧客とのコミュニケーションも大きく変化し、昨今、動画マーケティングに力を入れる企業が増えてきています。特にブランデッドムービーと呼ばれる映像は、「生活者にとっての価値(エンターテイメント性や有益性)」と「企業やブランド側からのメッセージや理念」を両立出来る コンテンツとして、注目を集めています。
2016年、ショートショート フィルムフェスティバル & アジア (SSFF & ASIA)では、このブランデッドムービーを国際短編映画祭としての独自の基準を設け、 それらの作品を集める公式部門「BRANDED SHORTS」を設立しました。日本で唯一の国際的な広告映像部門として、ブランデッドムービーの可能性を創造し続けています。

8月1日(木)より、2025年映画祭に向けた作品公募がスタート
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