人事白書調査レポート2025 注目の人事課題
人事部門では約7割が生成AI活用

最も多いのは「議事録や会議内容の要約」
人事部門では現在、生成AIをどのような業務で活用しているかを聞きました。「活用していない」は33.5%となっており、7割近くが何らかの業務で生成AIを活用していることがわかります。具体的な業務としては、「議事録や会議内容の要約」(43. 1%)が最も多く、以下、「チャットボットでの質問対応」(26.0%)、「従業員向け通知やメールの自動作成」(20.6%)、「教育・研修コンテンツの作成」(19.5%)、「社内規定やポリシーの草案作成」(14.8%)、「求人広告や募集要項の作成」(14.4%)、「従業員の評価やサーベイ結果の分析・要約」(13.7%)、「従業員向けサーベイの設問作成」(6.9%)、「候補者の履歴書や職務経歴書の要約」(3.9%)と続きます。
「その他」(4.7%)には、「マニュアル作成」「応募者向け通知やメールの草案作成」「文書作成の補助や検索」「面接内容の文字起こし」「情報取りまとめ」「個人の業務効率化」「業務効率化ツール作成の際の活用」「従業員からの問い合わせ」「Excel やスプレッドシートの効率化」「プログラミング」「マクロツールなどの生成」「社内版ChatGPT」などの記述がありました。
従業員規模別に見ると、「議事録や会議内容の要約」「チャットボットでの質問対応」「従業員の評価やサーベイ結果の分析・要約」などの業務において、1001~5000人の企業、5001人以上の企業で割合が高くなっています。
業種別では、IT・通信・インターネットで「議事録や会議内容の要約」「チャットボットでの質問対応」「教育・研修コンテンツの作成」「求人広告や募集要項の作成」の割合が高い点が目立ちます。
業績別に見ると、市況よりも悪い企業において、「活用していない」が41.0%と高くなっています。
※本調査結果の引用について
本調査結果を引用される場合は、以下の出典を明記してください(引用の範囲内であればご連絡は不要です)。可能であれば本ページにリンクを張ってください。
出典:『日本の人事部 人事白書2025』
実施時期 | 2025年3月3日~3月31日 |
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調査対象 | 『日本の人事部』正会員 |
調査方法 | Webサイト『日本の人事部』にて回答受付 |
回答数 | 6,139社、6,285人(のべ) |
質問数 | 158問 |
質問項目 | 1.戦略人事/2.採用/3.育成/4.制度・評価・賃金/5.ダイバーシティ&インクルージョン/6.働きやすさ・働きがい/7.組織文化/8.注目の人事課題(コミュニケーション、HRBP、サクセッションプラン、テクノロジー活用) |
出典:『日本の人事部 人事白書 2025』

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