『最速の仕事術はプログラマーが知っている』(清水亮:著)
クロスメディア・パブリッシングより発刊
~なぜ今、ビジネスの頂点にプログラマーあがりの人が君臨しているのか? ~
スティーブ・ジョブズはこんな言葉を残しています。
「アメリカ人は全員コンピュータのプログラミングを学ぶべきだと思うね。
なぜなら、コンピュータ言語を学ぶことによって考え方を学ぶことが出来るからだ。」
ビル・ゲイツ(Microsoft)ラリー・ペイジ(Google)
ジェフ・ベゾス(Amazon)マーク・ザッカーバーグ(Facebook)
といった経営者は、みんなプログラマー出身者。
プログラミングから学べる思考法こそ、彼らのビジネススピードの原動力なのです。
KISS原則 = 「とにかくシンプルにしろ」
DRY原則 = 「同じことは書くな」
YAGNI原則 =「必要になってからつくれ」
プログラマーの世界には、こうしたムダを削ぎ落とすための数々の原則や仕組みがあります。
本書ではそこから導き出される実践的な仕事術を、
国家認定天才プログラマーであり、経営者でもある著者が伝授します。
【本書で紹介する仕事術】
・辞書登録でメールを5秒で送信
・タイピングを見直して生産性3割アップ
・Wordで長文を書くな
・プレゼン資料は直前に書け
・客からの電話には出ない
・今日と明日に急な予定は入れない
・匿名チャットで経営会議
・二択の賭けにはどっちにも張る
他 全41項目
■本書の概要
書名:最速の仕事術はプログラマーが知っている
著者:清水亮
定価:本体1480円(税別)
発行日:2015/7/24
ISBN:9784844374220
ページ数:224ページ
サイズ:四六判(mm)
発行:クロスメディア・パブリッシング
発売:インプレス
■著者紹介
清水亮(しみず・りょう)
株式会社ユビキタスエンターテインメント代表取締役社長兼CEO。1976年新潟県生まれ。高校在学中には雑誌でプログラミングについての連載ページを持つ。電気通信大学在学中、米Microsoft Corpにて家庭用ゲーム機開発や技術動向の研究・教育に携わった。文部科学省の委託事業などを経た後、98年にドワンゴ入社。エグゼクティブゲームディレクターとして携帯電話事業を立ち上げ、2002年に退社。CEDEC(ゲーム開発者向け技術交流会)設立などにかかわり、03年より現職。04年度に独立行政法人情報処理推進機構(IPA)より天才プログラマー/ スーパークリエイターとして認定され、05年より東京大学大学院情報学環履修生。08年〜10年九州大学大学院非常勤講師。誰もがプログラミングできる環境の実現を目指し、enchant.js、enchantMOONなどの製品を世に送り出している。著書に『ネットワークゲームデザイナーズメソッド』(翔泳社)、『教養としてのプログラミング講座』(中央公論新社)など。
■目次
はじめに
CHAPTER1 速くてムダのないシンプル仕事術
1 辞書登録でメールを5秒で送信~DRY(Don't Repeat Yourself)
2 タイピングを見直して生産性3割アップ~かな入力と親指シフトキーボード
3 主語・動詞・目的語で 議事録は書け~PIE(Program Intently and Expressively)
4 紙の資料でもリンクを張れ~KISS (Keep It Simple, Stupid!)
5 長文にWordを使うな~テキストエディタとMarkdown記法
6 企画を宇宙戦艦にするな~YAGNI (You aren't gonna need it)
7 プレゼン資料は直前に書け~新製品発表会とライブコーディング
COLUMN1 エジソンは手抜きの天才だった
CHAPTER2 頭がクリアになる情報の整理法
1 情報を覚えておく時代はもう終わった~ユビキタスキャプチャ
2 情報の整理は見出しのつけ方が9割~データ構造
3 目当てのファイルが瞬時に見つかるタイトルづけ~ディレクトリとツリー構造
4 1秒でスクショ、2秒で共有~Gyazo(ギャゾー)
5 書類トレイの2つのモード~FIFO(先入れ先出し)とLIFO(後入れ先出し)
6 フォルダに穴を開けて取り出さずにサインする~最適化とループ処理
7 Webに本当に大事な情報は載っていない~Webの発達と情報の格差
8 Googleの本当の使い方~検索ツールとInternet Archive
9 一次情報を集める最も効率のいい方法~情報発信とインターネットワーク
10 クリエイティビティは 移動距離に比例する~ゲームクリエイターの教え
COLUMN2 数学少年カールとアルゴリズム
CHAPTER3 致命的なミスを防ぐ賢いダンドリ
1 危機を事前に察知するプログラマーの本能~デバッグ
2 外部チェックを入れて大失敗を回避する~社外取締役とテストエンジニア
3 簡単なタスクをど忘れしないためのリマインダー~バグ追跡システム
4 そつのない幹事の思考法~アーキテクチャとダンドリ
5 匿名チャットで経営会議~FlatとSlack
6 問題解決は切り分けることから始まる~原因特定プロセス
7「順調です」は信じない~産業スパイとプロジェクト管理
8 想定外を想定しておく~フェイルセーフ
9 今日と明日に急な予定は入れない~プリフェッチ
10 客からの電話には出ない~デメテルの法則とシリアライズ
COLUMN3 独身OLとループの最適化
CHAPTER4 チームの成果を最大化する仕組み
1 好かれるリーダーよりやりきるリーダーになれ~「オフィサー」の意味
2 他人を思い通りに動かすスキル~προγραμμα(プログランマ)
3 リーダーは「働いたら負け」~cosθ・F
4 仕事は細分化してラインをつくれ~パイプライン処理とマルチスレッディング
5 二択の賭けにはどっちにも張る~投機的実行
6 進捗会議はチャットで同時書き込みさせろ~マルチスレッディング式会議
7 褒める叱るも合理的にやれ~強化学習
8 8時間に6つ製品を作らせてみる~ハッカソンと遺伝的アルゴリズム
9 なぜ行動基準がわかりやすいリーダーが成功するのか?~Googleの人事考課
COLUMN4 ルームシェアと負荷分散
CHAPTER5 視野を広げてビジネスを設計する
1 お金を多次元で捉える~ぼかし処理とスケーラビリティ
2 潔く選択肢を捨てる~トレードオフ
3 取締役には2種類ある~フレームワークとライブラリ
4 ビジネスの構造を理解・設計する~アーキテクト
5 プログラマーは未来を予見する~イノベーション
COLUMN5 ハックが最速化のすべてである
あとがき
◆書籍の詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社クロスメディア・パブリッシング http://www.cm-publishing.co.jp/ / 7月24日発表・同社プレスリリースより転載)