アイ・キュー『日本の人事部 人事白書2015』
2,700社の人事に企業の「今」を聞きました!
株式会社アイ・キュー(本社:東京都港区、代表取締役社長:林 城)が運営する日本最大のHRネットワーク『日本の人事部』では、全国約76,000人の『日本の人事部』会員(企業の人事・経営者)に向け、大規模なアンケートを実施しました。調査結果から、全国企業の人事の本音や実態、抱える課題や傾向、そして解決への糸口を捉えることができました。以下、結果(一部抜粋)をご報告します。(調査期間:2015年3月23日04月6日、回答数:2,743社 2,857人)
<調査結果、一部抜粋>
※全117問 メインテーマとして、「採用」「育成」「職場環境」「人事トレンド」の四つを設定
○選考開始のヤマはやはり4月?!
2016年度新卒採用の選考開始は「2015年4月」が19.9%。僅差で指針通りの「8月」が19.4%。
「選考」開始時期で最も多かったのは新年度となる「2015年4月」(19.9%)で、指針が求めた「2015年8月」(19.4%)が僅差で続きます。ただ、「2015年3月」も13.6%見られるなど、3年生の段階から選考を開始する企業も少なくありません。
○採用担当者は大忙し?!
2016年度新卒採用活動の後ろ倒しで、「業務時間数が増加」した採用担当者は44.4%。
スケジュール後ろ倒しによる採用担当者の業務時間数への影響について聞いたところ、時間が「増加」したとの回答は44.4%で、人員数、採用活動予算に比べて、業務量・時間により大きな影響があったことがわかります。
○インターンに参加しても評価されない?!
自社のインターンシップに参加した学生と「他の応募者との区別はない」とする企業は70.7%。
インターンシップを実施した企業に対して、参加した学生からの採用予定を聞いたところ、「他の応募者との区別はない」が70.7%。多くの企業が採用と直接結び付けることなく、インターンシップを実施していることがわかります。
○ミドルマネジャーは期待外れ?!
ミドルマネジャーに期待する役割1位も、果たせていない役割1位も「部下の育成・マネジメント」。
ミドルマネジャーが最も果たせていない役割の最多は、「部下の育成・マネジメント」(44.5%)。ミドルマネジャーに期待する役割としても1位(79.2%)なことから、ミドルマネジャーが期待に応えているとは言えない現状が浮き彫りとなっています。
○グローバル人材に求めるのは「語学」よりも「タフさ」?!
グローバル人材に求める資質は「精神的タフさ」が36.9%と最多。でも対応策は語学研修が中心。
「グローバル人材」に求める資質やスキルを聞いたところ、「精神的タフさ」が36.9%で最多。「語学力」は25.8%で4位ですが、グローバル化対応の施策は語学研修が中心という結果も出ています。
○女性管理職は「候補となる従業員の不在」のせいで増えない?!
女性管理職が増えない理由は「候補となる従業員の不在」。求められるのは「ロールモデルの存在」。
女性管理職を増やすための問題として、「候補となる従業員の不在」を過半数(56.7%)の企業が挙げています。女性を管理職候補へのレールに乗せてこなかった禍根が露呈しており、有効な施策として「ロールモデルの存在」を37.5%の企業が求めています。
○人事の過半数は、ホワイトカラー・エグゼンプションに賛成?!
ホワイトカラー・エグゼンプション賛成派は53.6%と過半数を占める。反対派は22.9%。
賛成理由のベースにある考えは、ある程度以上の収入を得ている場合、働き方は自分自身の裁量に任せたほうが本人にとっても会社にとっても有用だという点。「働いた時間ではなく成果を評価する」時代と考える人が増えているようです。
◆『日本の人事部 人事白書2015』詳細はコチラ
◆【調査概要】
・調査対象:『日本の人事部』会員 (企業の人事・経営者)
・調査期間:2015年3月23日04月6日
・調査方法:WEBアンケートによる回収
・有効回答数:2,743社 2,857人
・回答者属性:管理職(経営者・役員含む) 81.5% 、非管理職 18.5%
◆【『日本の人事部』とは】人事・人材開発のポータルサイトとして月間訪問者数50万人・人事会員数76,000人を擁する、日本最大のHRネットワークです。
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株式会社アイ・キュー 『日本の人事部』編集部
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(株式会社アイ・キュー http://www.iqiq.co.jp/ /5月29日発表・同社プレスリリースより転載)