今春就職予定の大学生、就活期間の平均は8.9カ月
今春就職予定の大学生約650名を対象とした就職活動の調査によると、大学生の平均就活期間は8.9ヵ月と、1年の約4分の3にあたることがわかった(ライフネット生命調べ)。調査対象は経団連が11年3月に倫理憲章を見直し、企業の採用開始時期を従来の10月から12月に遅らせた時期に3年生で、今春就職予定の全国の大学生を対象に実施。しかし、実際には採用活動が解禁される12月より前に活動を始めた学生が3割に上ることも明らかになった(日本経済新聞)
採用開始時期を従来の10月から12月に遅らせたのは、学業への影響の軽減や、長期化の是正などが目的だったが、この結果を見る限り、大きな効果があったとは考えにくい。時期が遅くなったことで、学生の企業へのエントリー数が減少したり、エントリー数が減った中小企業が長期間の採用活動を余儀なくされたりしたなど、さまざまな理由が考えられる。
『日本の人事部』編集部