マンパワー雇用予測調査:2012年第3四半期(7-9月期)結果発表
純雇用予測は前四半期比1ポイント増の12%、企業の雇用活動はやや上向く傾向に
業種別では4業種で雇用意欲が回復、「鉱工業・建設」が再び7業種中最高値を記録
総合人材サービスのマンパワーグループ株式会社(本社・神奈川県横浜市、取締役会長代表執行役社長:ダリル E.グリーン、資本金:40億円)は、2012年第3四半期(7-9月期)における企業の雇用計画を尋ねた「マンパワー雇用予測調査」の結果を6月12日付で発表します。
調査結果は「2012年7-9月において、貴社または貴機関の雇用計画(契約社員、派遣社員等を含む)は今期と比べてどのような変化がありますか?」という質問に基づいています。尚、本調査はマンパワー社が四半期ごとに世界41カ国・地域で行っている世界で最も広範囲にわたる事前調査です。
今回日本で行った調査では、東京・大阪・名古屋の企業1,194社から回答を得ました。その結果、季節調整後の純雇用予測は、前年同期比では3ポイント増、前四半期比では1ポイント増の12%となり、企業の雇用意欲がやや上向くことが予想されます。また、マンパワー雇用予測調査は、地域別(東京、大阪、名古屋)で調査を行うと共に、業種別(7業種*)での調査も行っています。地域別(詳細は3ページ目以降)の純雇用予測(季節調整後)では、名古屋の純雇用予測が14%と3地域中最も高い数値を記録しています。また、大阪は、前年同期比3ポイント増、前四半期比1ポイント増の12%と堅調な値を示しており、来四半期は前向きな雇用活動が見込まれます。一方、東京の雇用予測値は7四半期連続で変化がなく、雇用活動の停滞が予想されます。(図 1-1、1-2、2-1、2-2 参照)
業種別(詳細は4ページ目以降)で見ると、前四半期から雇用意欲が回復しているのは、7業種中「製造」、「鉱工業・建設」、「サービス」、「卸・小売」の4業種で、それぞれ緩やかな雇用活動の回復が見込まれます。「鉱工業・建設」の純雇用予測は20%と、前四半期に引き続き7業種中最も高い数値を記録し、9四半期連続で回復しています。また、「製造」の純雇用予測は、4四半期連続で回復しており、雇用活動が活発になることが予想されます。一方、「金融・保険・不動産」は、前四半期比2ポイント減の8%となり、世界的に不安定な金融情勢の影響が出ているようです。(図3-1参照)
*純雇用予測: 調査結果のうち「増員する」と回答した企業数の割合(%)から「減員する」と回答した企業数の割合(%)を引いた値。
*季節調整値: 月々の変動の癖(季節的要因)を除去したことを推計した値で、調査開始から3年以上経っている国で適用しています。日本では2006年第3 四半期から適用しており、全て季節調整値をもとにした分析値を指標にしています。
*7業種:「金融・保険・不動産」「製造」「鉱工業・建設」「公共・教育」「サービス」「運輸・公益」「卸・小売」
◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(マンパワーグループ株式会社 http://www.manpowergroup.jp/ /6月12日発表・同社プレスリリースより転載)