『2012年マイナビ新入社員意識調査』を発表
今年の新入社員は「“聞く力”に自信はあるが、“伝える力”に不安」
~ 理想の上司像は2年連続で「指示・指導が的確な上司」。残業については約8割が容認 ~
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、社長:中川信行)は、2012年4月入社の新入社員を対象とした「2012年マイナビ新入社員意識調査」の結果を発表しました。本調査は、マイナビ実施の新入社員研修に参加した各企業の新入社員1,390名に、新入社員の意識についてのアンケートを実施し、まとめたものです。なお、本調査は2011年から実施しており、今回で2回目となります。調査概要は以下の通りです。
<調査結果の概要>
■ 【自分のスキルについて】いま、会社で発揮できる一番の力は「相手の意見を丁寧に聞く力」。
一方で、これから必要だと思うスキルは「自分の意見をわかりやすく伝える力」
『あなたが今、会社で発揮できる力はどんな力だと思うか』(複数回答可、最大3つまで)を聞いたところ、1位が「相手の意見を丁寧に聞く力」(56.4%)、2位が「物事に進んで取り組む力」(53.2%)、3位が「社会のルールや人との約束を守る力」(39.9%)となった。一方、下位3位は「ストレスの発生源に対応する力」(4.8%)、「課題解決のプロセスを明らかにし準備する力」(6.5%)、「他人に働きかけ巻き込む力」(7.5%)となった。また、『これから自分に必要だと思うスキルはどんなスキルだと思うか』(複数回答可、最大3つまで)を聞いたところ、1位は「自分の意見をわかりやすく伝える力」(49.1%)、2位に「他人に働きかけ巻き込む力」(33.5%)、3位が「目的を設定し確実に行動する力」(32.2%)となった(参照:参考グラフ①)。
2012年の新入社員は、相手の意見を尊重し、決められたルールや約束は守るなど、受け身のコミュニケーション・スキルには自信はあるが、自分の意見や考えを他人に発信し、働きかけるような積極的なコミュニケーション・スキルに不安がある、と感じているようだ。
■ 【仕事の環境について】理想の上司像は昨年同様、「指示・指導が的確な上司」が第1位。
仕事とプライベートでは、仕事を優先する新入社員は過半数を超え、残業についても約8割が容認
『理想の上司像』(複数回答可、最大3つまで)について聞いたところ、1位が「指示・指導が明確な上司」(昨年1位)で65.8%、同率2位に「よくアドバイスをくれる上司」(昨年2位)と「相談にのってくれる上司」(昨年3位)が並び、46.2%となった。昨年のデータと比較すると、1位「指示・指導が明確な上司」が2.0pt減少、「よくアドバイスをくれる上司」が1.6pt減少したが、「相談にのってくれる上司」が0.8pt増加し、同率2位に浮上した。また、昨年6位だった「ユーモアのある上司」が3.1pt増で5位に浮上するなど、上司には厳格さよりも親しみやすさを求める傾向が見て取れた(参照:参考グラフ②)。
仕事とプライベートについては、「仕事優先の生活を送りたい」(8.3%:昨年比1.0pt減)「どちらかといえば仕事優先の生活を送りたい」(46.0%:昨年比0.2pt減)となり、"仕事優先"が昨年よりも微減したが、54.3%(昨年比1.2pt減)と半数を上回る結果となった。また、残業についても、「残業してでも働きたい」(6.9%:昨年比0.3pt減)「必要な残業であればよい」(73.8%:3.8pt減)が合計で80.7%(昨年比4.1pt減)となり、こちらも半数を大きく上回る結果となった(参照:参考グラフ③・④)。
【参考資料】
⑤外国で働きたいと思いますか?
⑥30歳時点での理想の年収をお聞かせください
【2012年マイナビ新入社員意識調査 概要】
○調査期間/2012年3月29日~2012年4月6日
○調査方法/記入選択式アンケート調査
○調査対象/新入社員研修(マイナビ実施)に参加した各企業の新入社員 1,390名
※調査結果の詳細はマイナビ研修サービスHP で公開しています
◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ http://www.mynavi.jp/ /4月26日発表・同社プレスリリースより転載)