2012年卒学生の現状 <マイナビ特別アンケート> を発表
内定保有者の内定先満足度が増加、また卒業までに内定を目指して
積極的に活動する未内定学生の割合も増加する結果に
株式会社マイナビ(本社:東京都千代田区、社長:中川信行)は、2012年卒業予定のマイナビ全会員を対象とした「2012年卒学生の現状<マイナビ特別アンケート>」の結果を発表しました。概要は以下の通りです。
<調査結果>
■ 学生の就職活動行動量は減少。学生の企業エントリーは1人40社以下が約5割と大幅に増加
2012年卒学生の就職活動行動量を企業へのエントリーから確認してみると、「エントリー総数40社以下」の学生の割合が45.5%と対前年12.7pt大幅に増加し、企業へのエントリーが減少傾向にある。61社以上の企業エントリーを行っている学生は全体の38.8%と昨年の51.0%から一割以上も減少する結果となった。
■ 内定保有者の約9割が内定先に「満足」
内定を保有している学生に内定先への満足度について聞いたところ、前年比4.2pt増の88.3%が満足している結果となった(「十分満足している」44.6%+「ある程度満足している」43.7%)。震災の影響が懸念されたが、大手企業の雇用意欲が比較的堅調だったことなどが満足度増加の一因として考えられる。
一方、活動を継続中の学生たちの今後の選択肢としては、昨年同様「卒業までに内定を貰って就職する」が昨年より増加し、91.1%と最も高く、在籍中に内定を獲得したいという学生の志向が表れる結果となった。次いで「卒業してから再度就職活動する」が前年を下回る24.5%となった(11年卒:36.4%)。これを未内定者限定で集計すると29.8%と、卒業後の活動も視野に入れ始める割合が高いことが分かる。今期から回答に追加した「大学を卒業してアルバイトや派遣等で働く」も25.1%と、アルバイトや派遣等で働くことも選択肢の一つとなっている。
■ 「卒業後3年間は新卒扱い」の認知度は8割超、13年卒の就職活動「12月スタート」も7割超と学生に広く周知されている
「卒業後3年間は新卒扱いするよう企業に要請」していることを認知している割合は、前年比6.4pt減少となるものの、依然85.5%と高い認知率を維持している。その受けとめ方としてもっとも多いのが昨年同様「本当に平等にチャンスがもらえるのか心配」の51.4%、次いで「あくまで新卒として扱ってもらえるだけであり、就職できるかどうかは本人次第」の41.3%となっている。また、前述の「卒業してから再度就職活動する」が減少傾向にあるように、あまり楽観的に考えすぎず、まずは在学中に内定を獲得しようとする姿勢が表れている。
一方、13年卒学生の活動スタート時期が12月1日以降になることについての認知度は74.1%と、「卒業後3年間は新卒扱い」と比較すると、やや低めの結果となった。内定の有無別では内定者が81.1%に対して、未内定者は65.1%と、未内定者の方が情報認知率は低い傾向にある。
■ 就職活動について5割以上の学生が両親に相談、大学への相談も増加
現時点で就職活動について相談する相手について聞いたところ、「友人」が58.9%と最も高く、次いで「父親・母親」が50.2%となった。また、「大学の就職関連の職員」は25.7%と昨年から微増している(11年卒:23.9%)。
「学校の就職課・キャリアセンターの利用度」は未内定者において「全く利用したことがない」が対前年3.4pt増の16.8%となるなど、やや利用頻度が落ちるものの、利用している学生に関しては文系学生を中心に「色々と就職の相談にのってもらっている」学生が多く、しっかりと活用していることがわかる(文系男子:前年比3.8pt増加の41.2%、文系女子:前年比12.9pt増の45.6%)。
【 「2012年卒学生の現状 <マイナビ特別アンケート>」調査概 】
○ 調査方法/10月20日時点のマイナビ全会員にWEB DMで配信
○ 調査期間/2011年10月20日~2011年10月30日(昨年調査期間:2010年12月2日~2010年12月15日)
○ 調査対象/2011年に卒業予定の全国大学4年生及び大学院2年生
○ 回答数/3,117名(文系男子859名、理系男子569名、文系女子1,334名、理系女子355名)
※ 調査結果の詳細はマイナビ採用サポネットで公開しています
◆ 本リリースの詳細は、こちらをご覧ください。
(株式会社マイナビ http://www.mynavi.jp/ /11月17日発表・同社プレスリリースより転載)