サトー、「あなたと決める定年制(Flexible Retirement Program)」を導入
65歳定年後の再雇用・勤務制度を再構築
株式会社サトー(以下サトー)は、2007年4月に定年を60歳から65歳まで延長しておりますが、この度、65歳以降の雇用に関して「生涯現役型雇用」を目指した新しい制度を導入いたしました。
具体的には、65歳以降の再雇用に関し年齢制限を撤廃し、本人に働く意思があり、職場が必要とする場合は、年齢に関わらず毎年雇用更新を行います。会社と社員が相談してリタイアする時期を決める制度であることから、呼称を「あなたと決める定年制(Flexible Retirement Program)」といたしました。
65歳定年後もサトーグループでの勤務を希望し、かつ会社の求める要件を満たす社員は、再雇用の上、グループの人財子会社であるサトービジネスサービス株式会社の所属とし、同社からサトーグループ内各社・各部署に派遣します。
本制度で再雇用された65歳以降の社員を「プラチナ社員」と呼び、新たに制定した「プラチナ・エイジ勤務規程」を適用。勤務形態にも柔軟性を持たせます。雇用契約は1年単位の更新ですが、年齢の上限は設けず、プラチナ社員の「第2の定年」は、会社との話し合いで決めることとなります。
また、本制度は、ベテラン社員がライン職以外の適職を見出して従事するものですので、結果として若手社員のライン職への登用を積極的に行える環境整備にもつながり、企業活力向上に寄与するものと捉えております。
今回の「あなたと決める定年制」の導入により、従来から取り組んでいる若手社員の育成や女性社員の能力活用に加え、ベテラン社員の活用にも注力し、多様な人財が夫々の経験や知識、技術を活かせる職場環境づくりを更に推進してまいります。
< 参考資料 >
■ 「あなたと決める定年制」概要
・ 65歳定年までは56歳から役職や処遇を見直し、希望者には独立支援・転進支援を行う。(従来から実施)
・ 65歳定年後、一定の要件をみたす希望者を年齢制限なしに再雇用する。所属はサトービジネスサービス株式会社とし、勤務先は原則としてサトーグループ内各社・各部署とする。
・ 65歳以降の再雇用社員は「プラチナ社員」と呼び、新たに制定する「プラチナ・エイジ勤務規程」を適用。勤務日数や勤務時間には柔軟性を持たせる。
株式会社サトー http://www.sato.co.jp /4月11日発表・同社プレスリリースより転載