ワークポート調べ「2010年12月 IT業界 採用動向」
ハードウェア・ソフトウェアは求人数10%アップ、SIer/Nierは横ばい
日本最大級のIT系求人・転職サイト『IT転職ナビ』を運営するワークポート(東京都品川区、田村高広・代表取締役社長 CEO)は、各月ごとに職種・業界別の採用動向を発表しています。2010年12月のIT業界(自社開発/SIer/NIer)採用動向がまとまりましたので、お知らせ致します。
<要旨>
ハードウェアメーカーの求人数、および営業やコンサルティング、ソリューションといった職種が大半を占める傾向には変化がありません。28歳から36歳位までを対象に、「医療」「官公庁」「金融」といった業界をターゲットとする求人が多く見受けられました。一方ソフトウェアメーカーでは、自社製品を持つ企業がi-padやスマートフォン向けにサービスを展開するためにエンジニアを採用する動きがあり、求人数が微増しています。
ここ数ヵ月10%アップを続けてきたSIer/Nierは横ばいですが、銀行・証券・生損保などの金融系や官公庁向け案件ではプロジェクトリーダーもしくはマネージャーのニーズが高まり、開発エンジニアの求人も散見されるようになりました。中でも製造系や流通系のエンジニア案件が全体の20%を占めており、一時期の不調から脱しつつあることが伺えます。 求めるスキルや経験に大きな動きはないものの、20代の書類通過率が30代の約2倍に上ったことは注目すべきでしょう。社内SEやWebエンジニア、Windowsアプリケーション開発者、プロジェクトリーダーなどにおいて、20代のエンジニアであればポテンシャルに期待した採用も見られました。ネットワークやサーバーなどインフラ系エンジニアの設計構築案件や、サーバー運用・システム運用といった運用管理の案件でも20代の書類選考通過率が高く、20代で2〜3年の経験がある方には有利な状況となっています。
<今後の見通し>
i-padやスマートフォンの勢いに伴って、これらに向けてのサービス展開を前提とした採用は今後も拡大していくでしょう。25歳から35歳くらいまでをターゲットとしたi-pad・スマートフォンアプリ開発エンジニア、Web・オープン系システム開発者、ソフトウェア開発エンジニア(PHP)などの求人増加が見込まれます。
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ワークポート http://www.workport.co.jp/company/ /同社プレスリリースより抜粋・12月28日