ワークポート調べ「2010年12月 モバイル業界採用動向」
総じて活発な採用が続く。LAMP環境での開発経験を有する
エンジニアの争奪戦は激化
日本最大級のIT系求人・転職サイト『IT転職ナビ』を運営するワークポート(東京都品川区、田村高広・代表取締役社長 CEO)は、各月ごとに職種・業界別の採用動向を発表しています。2010年12月のモバイル業界の採用動向がまとまりましたので、お知らせ致します。
<要旨>
モバイル系アプリケーション開発では、SNS系・ソーシャルアプリ系のみならず業務システムの受託開発などを手がける企業からの「LAMP技術者、もしくはスマートフォンアプリ開発者」をターゲットとした増員募集が目立ちました。大手SNS・SAP事業者が自社でエンジニアを採用できないケースが増加するのに比例して、開発業務を一部請け負う立場からの求人も増加しています。以前は急を要する募集でも「ソーシャル/スマートフォンアプリ開発の一定以上の実務経験」が採用条件として求められていたのに比べると、実務経験よりも言語経験や技術力で勝負できる受託開発系企業の募集は、ソーシャルアプリ開発・スマートフォンアプリ開発の職務にキャリアチェンジしたいと考えるエンジニアにとって朗報と言えそうです。
また、モバイルゲーム・ソーシャルゲームの活況も採用動向に大きな影響を与えました。特にモバイルサイト制作・デザイナーなどの職種ではキャラクター・アバター・アバターアイテムなどのデザインに関わる求人が増加するなど影響が顕著で、これまでのWebデザインやモバイルサイトデザインでは採用要件に上がらなかったイラスト力を重視する傾向が強まりました。モバイルプランナー・ディレクターでも、ガラケー向けコンテンツや従来型のコンテンツプロバイダ、従来型のキャリア向けサイトに加えてスマートフォン/ソーシャルアプリ向けの求人が増加しています。キャリア各社のスマートフォンが出揃ったことで、スマートフォンアプリの需要はもちろんスマートフォンからアクセスするゲームの制作といったニーズも急増しました。
<今後の見通し>
スマートフォンに関連する求人の増加は確実で、モバイル業界全体の活発な採用活動を主導していくことになるでしょう。また、Web開発エンジニアの活況は、ITエンジニアにとってWeb開発スキルが今後必修の技術となることを感じさせます。言語力・コーディング力といった実際の開発力で勝負したい方には好機となりそうです。
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ワークポート http://www.workport.co.jp/company/ /同社プレスリリースより抜粋・12月28日