テンプスタッフ転身サポートが企業向けに
定年後のライフプランを支援する研修を開始
総合人材サービス、テンプスタッフグループの再就職支援部門、テンプスタッフ転身サポート(東京都千代田区、川上英明・代表取締役社長 http://www.tempts.co.jp/)は、2006年4月1日からの雇用延長制度導入義務化を視野に入れ、55歳から59歳の社員を対象に、ライフプラン構築を支援する企業向け研修「チャレンジ65研修」を開始します。
現在、2007年問題とも言われる団塊世代の定年退職による労働力の減少は若年未就業と併せ、雇用の重要課題となっています。また、特別支給の老齢厚生年金の支給開始が段階的に引き上げられ、平成25年4月1日以降には、年金支給年齢が65歳になる見込みです。ほとんどの企業の定年退職は60歳であり、今後は、定年から年金支給までのタイムラグが生じます。これらの状況を踏まえ、高齢者の安定的な雇用確保を目的とし、昨年6月に「高年齢者雇用安定法」が改正され、2006年4月1日からは雇用延長制度導入が義務化されます。これにより、65歳未満を定年と定めている事業主は、その雇用する高年齢者の65歳までの安定した雇用を確保するため、(1)定年年齢の引き上げ、(2)継続雇用制度の導入、(3)定年制度の廃止のいずれかの措置(高年齢者雇用確保措置)を講じることが義務付けられます。
今後、企業は、社員の定年を踏まえたライフプランを念頭に入れ、雇用戦略を推進しなければなりません。企業は「チャレンジ65研修」を導入することにより、自社の定年対象社員の志向を把握し、より適切な雇用延長策をとることが可能となります。
一方、雇用環境の流動化や就業スタイルの多様化により、社員自らも自身のライフプランやエンプライアビリティ(雇用される能力)について向き合い、自己責任の元にキャリアを構築していくことが求められています。「チャレンジ65研修」では、キャリアの節目を迎える人々が、定年後、快適な生活を送るために、現状の自己分析からファイナンシャルプランなど65歳までのライフプランを計画し、自身を取り巻く環境や現状を把握した上で、今後の生活の目標設定とキャリアプラン作成をサポートします。また、同研修の後、再雇用された方々を対象とする一年後のフォローアップ研修も用意し、一年前と比較し、心境や環境の変化に合わせたプランの修正など、きめ細やかなサポートを行います。
具体的には、55歳から59歳までのビジネスマンの定年後プランを(1)やりがい重視派(給与でなくやってみたい仕事に就くタイプ)、(2)チャレンジ派(給与重視で現役続行タイプ)、(3)リタイア派(ビジネス生活にピリオドをうつタイプ)に大別し、長所や短所を列挙、漠然と考えている将来について現実的に考えることから始め、EQ検査による能力適性やビジネスタイプ診断、ネガティブ変化診断などにより自身を多角的に見つめるとともに、他者理解を深め柔軟に対応する方法を学びます。加えて現在の給与事情や求人案件状況など、定年後の労働市場情報の提供からリタイア後の収支バランスのプランニングなど、人生目標と課題を明確にします。研修は、基本プランに沿って実施しますが、業種や対象社員の傾向など企業ニーズに合わせたカスタマイズが可能です。
また、定年後、転職を希望する法人契約の方には、3年前からスタートしている同社サービス「定年後転職コース」を活用し、再就職先を紹介します。個人の方には、テンプスタッフグループの中高年齢者派遣・紹介のテンブロスにて転職活動を支援していきます。
(テンプスタッフグループ http://www.tempstaff.co.jp//同社プレスリリースより抜粋・7月21日)