労働調査会・書籍
「プロに聞く『部下を持つ人のための』メンタルヘルス対策」を発売
労働調査会(東京都豊島区、藤澤直明・代表取締役)は、社会保険労務士・産業医・精神科医によるメンタルヘルス対策シリーズ「プロに聞く『部下を持つ人のための』メンタルヘルス対策(中村雅和・中辻めぐみ・福本正勝・高野知樹 著)を発売いたしました。
平成22年6月14日に厚生労働省より発表された「平成21年度における脳・心臓疾患及び精神障害等に係る労災補償状況について」によれば、うつ病などの精神障害による労災申請は過去最高の1,136人となった。前年度に比べると209人増となっており増加原因として、患者数自体の増加や昨年に改正された精神障害の判断指針の改正が要因となっているのではないかと厚生労働省は分析している。
昨年の改正で注目すべき点は「ひどい嫌がらせ、いじめ又は暴行を受けた」という項目が新たに追加されたことである。職場において嫌がらせやいじめを目的にした行為はもちろんのこと、上司が良かれと思って行なった指導でも行き過ぎた場合にはパワーハラスメントに該当することもある。そのため、昨年の改正以降、企業現場におけるパワハラなどのハラスメント対策の関心が非常に高まってきている。
本書は、このような社会的ニーズを受け、メンタルヘルス・ハラスメント対策において豊富な経験を持つ社会保険労務士・産業医・精神科医が3者の立場で多くの実例と実務レベルの解説を行なっており、メンタルヘルス・ハラスメント対策において重要な役割を担う管理職に向け書いたものである。
■ 本書の主な内容
本書では、職場におけるハラスメント問題や上司や部下の人間関係に悩む管理監督者のための書籍である。職場のメンタルヘルス対策で悩める管理職にぜひ、手に取ってもらいたい一冊である。
執筆者は、職場のメンタルヘルスの現場をよく知る社労士・産業医・精神科医であり、全編5章にわたりそれぞれの立場で述べている。メンタルヘルスの対策について、ハラスメント問題の社会的背景や上司と部下の意識の変化などさまざまな視点から、ハラスメントがもたらす企業への損失やメンタルヘルス不調との関係について言及している。
【 主な構成 】
第1章.働く人のストレスの現状
第2章.パワーハラスメント(パワハラ)とは?
第3章.部下と上司の心の健康を保つための仕組みづくり
第4章.いま起きている職場問題の解決方法(Q&A10題)
第5章.その他の事業場外資源紹介(事業場外資源の活動ルポ)
■ 著者一覧
○ 中村雅和(なかむら まさかず)
社会保険労務士:中村雅和社会保険労務士事務所 所長
○ 中辻めぐみ(なかつじ めぐみ)
社会保険労務士/産業カウンセラー:中村雅和社会保険労務士事務所 副所長
○ 福本 正勝(ふくもと まさかつ)
医学博士
○ 高野 知樹(たかの ともき)
精神科専門医/労働衛生コンサルタント
医療法人社団 弘冨会 神田東クリニック院長
■ “プロに聞くメンタルヘルス対策”シリーズ図書のご案内
「プロに聞く『職場のうつ』メンタルヘルス対策」
A5版/144頁・本文2色/定価:1,050円 平成21年10月19日発行
仕事や職場生活での強い不安、ストレスを感じている労働者の割合は年々増加傾向にあり、1998年(平成10年)頃から、自殺者数や労災請求件数も増加傾向にあります。自殺との関連性が高いとされている「うつ病」は、15人に1人がかかる病気であると言われており、企業においては社員のメンタルヘルス対策は重大な課題の1つとなった。このような状況の中、厚生労働省では平成21年3月23日に「心の健康問題により休業した労働者の職場復帰支援の手引き」の改訂を発表しています。
本書ではこの改訂内容に基づき、休職から職場復帰までの具体的な方法、対応策、予防策などを豊富な経験を持つ社会保険労務士・産業医・精神科医が3者の立場で多くの実例と具体策で実務レベルの解説を行っており、初めてうつ病の社員が出て対応に苦慮している企業経営者、これまでも対応に苦慮してきた人事・総務担当者や管理監督者向けに書いたものである。「この不況の時期だからこそ職場復帰ありきで考える!」その想いが詰まったメンタルヘルス対策の決定版です。
■「プロに聞く『部下を持つ人のための』メンタルヘルス対策」の詳細、ご購入方法は
http://www.chosakai.co.jp/purchase/books/syousai/1127.html
■「プロに聞く『職場のうつ』メンタルヘルス対策」の詳細、ご購入方法は
http://www.chosakai.co.jp/purchase/books/syousai/1109.html
労働調査会 http://www.chosakai.co.jp/index.html /同社プレスリリースより抜粋・6月24日