毎日コミュニケーションズ
2011年卒マイコミ学生就職モニター調査・12月の活動状況
毎日コミュニケーションズ <以下、マイコミ>(東京都千代田区、中川信行・社長)は、2011年卒業予定の学生を対象とした「2011年卒マイコミ学生就職モニター調査12月の活動状況」の結果を発表しました。
概要は以下の通りです。
【 調査結果の概要 】
■ 企業が伝えるセミナー内容と学生が聞きたい内容にずれ
一斉に就職活動のスタートを切った10月以降、11月、12月と徐々に個別企業との接触が始まり、12月末までに企業セミナーへ参加した学生の割合は全体で82.4%と、前年の78.8%を3.6pt上回った。
そこで、セミナーに参加した学生に、実際に行なわれたセミナーの内容と、聞きたかった内容を尋ねると、その結果にずれが見られた。学生が聞きたかった項目の上位、1位「詳しい仕事内容についての説明」、3位「職場の雰囲気や社風などについての説明」、5位「入社後のキャリアモデルについての説明」などは、実際に参加したセミナーの内容ではそれぞれ5位、6位、9位となっており、逆に実際に参加したセミナーの内容として上位にあがった、2位「業界全体についての説明」、3位「採用スケジュールについての説明」は、学生の聞きたかった項目ではそれぞれ6位、7位だった。学生は、より具体的な企業情報をセミナーでは求めているようである。
■ 自己分析や、志望業界・志望職種・志望企業の絞り込みなども進む
12月末時点で就職活動の準備状況を聞いたところ、自己分析が「できている」(「十分できている」+「まあまあできている」)と回答した割合は前月比4.0pt増の34.7%となった。
業界、職種、企業の絞込みに関しては、「はっきり決まっている」と回答した学生の割合が、志望業界で前月比6.2pt増の36.7%、志望職種は前月比3.3pt増の33.3%、志望企業は前月比4.7pt増の23.7%とそれぞれ前月より増加している。「漠然と決まっている」を加えると12月末時点で業界、職種、企業が「決まっている」(「はっきり決まっている」+「漠然と決まっている」)と回答した割合はそれぞれ92.9%、92.3%、85.7%となり、多くの学生が年内のうちに絞り込みを進めたようだ。
<参考> 漢字一字 〜 年内の心境を漢字一字で表すと、「悩」が1位 〜
学生に12月末時点の心境を漢字一字で表現してもらうと、1位が「悩」、2位が「迷」、3位が同一順位で「苦」、「焦」という結果となった。前年同時期と比べるとわずかな順位の変動はあったが、ほぼ同様の結果が得られた。上位漢字の選択理由を見ると、「エントリーシートや自己分析に悩む」「就職と進学に迷っている」「研究室との兼ね合いに苦労する」など、就職活動が本格化する前に様々な「悩み」「迷い」を感じ「苦しんでいる」様子がうかがえる。
2010年卒の学生に就職活動が山場を越えた昨年7月、同様の調査を実施した際、1位となったのは「苦」だった。2011年卒の学生に関しても、就職環境の変化やこれから参加する企業セミナーや選考から得る様々な経験によって、今後どのような心境の変化が起こるのか注目していきたい。
※ 本項目は、毎年7月時点でモニター学生を対象に調査していた項目ですが、2010年卒の学生から就職活動初期の心境を把握することを目的に12月にも調査しています。
【 2011年卒 マイコミ学生就職モニター調査 概要 】
※ 1989年からモニターアンケートを実施
調査内容: 就職活動状況の定点調査
調査方法: Web上のアンケートフォームより入力
調査期間: 2009年12月28月〜2010年1月3日
調査対象: 2011年卒業予定の全国大学3年生及び院1年生
モニター3,763名 有効回答率35.2% 回答数1,323名
(文系男子304名、理系男子383名、文系女子314名、理系女子322名)
※ 調査結果の詳細はマイコミ採用サポネットで公開しています
◆ 本リリースの詳細はこちらをご覧下さい。
毎日コミュニケーションズ http://www.mycom.co.jp/ /同社プレスリリースより抜粋・1月14日