インテリジェンス、求人情報サービス「an」調べ
2009年10月 アルバイト平均時給
インテリジェンス（東京都千代田区、高橋広敏・代表取締役 社長執行役員）が運営する求人情報サービス「an」では、求人情報メディア（PCサイト、モバイルサイト、有料求人誌、フリーペーパー）に掲載された求人広告から173職種について、平均時給を分析しています。2009年10月の結果がまとまりましたのでお知らせします。
（調査は2002年より行っております。過去のデータをご覧になりたい場合は、広報部までお問い合わせください。）
【 全エリア概況 】
〜平均時給 970円、前年比2円減
2009年10月の全国平均時給は、970円（前月970円、前年同月972円）で、前月比同額、前年同月比2円の減額となりました。エリア別では、「関東エリア」が1,025円で最も高く、次いで「関西エリア」（971円）、「東海エリア」（966円）となりました。職種別では、「専門職系」が1,178円と最も高く、次いで「サービス系」（996円）、「事務系」（979円）と続いています。対前年同月増加率は、「専門職系」で8.6％と大幅な伸びとなっているもののその他5事業で増加が見られず、全体では−0.3％に留まりました。
【 関東エリア概況 】
〜平均時給1,025円。3ヵ月連続の前年比プラスに
関東エリアの平均時給は、1,025円（前月1,035円、前年同月1,021円）で、前月比10円の減額。職種別では、「専門職系」が1,306円で最も高く、次いで「サービス系」（1,067円）、「事務系」（1,056円）となりました。対前年同月の増加率は0.4％で、3ヵ月連続のプラス。職種別では「専門職系」が15.9％と大幅に増加しています。
【 関西エリア概況 】
〜平均時給971円。6ヵ月連続の前年比プラス
関西エリアの平均時給は、971円（前月983円、前年同月966円）で、前月比12円の減額。職種別では「専門職系」が1,185円で最も高く、次いで「サービス系」（999円）、「事務系」（988円）と続きました。対前年同月の増加率は0.5％と、6ヵ月連続のプラスとなりましたが、職種別では「専門職系」（6.0％）、「運輸職系」（3.8％）を除く5職種で前年同月比マイナスとなりました。
【 東海エリア概況 】
〜平均時給966円。14ヵ月連続前年比減で停滞傾向が長期化
東海エリアの平均時給は、966円（前月958円、前年同月995円）で、前月比8円の増額。2008年12月に1,000円台を回復した以外は、昨年3月以降、1,000円を割り込む停滞傾向が続いています。職種別では、「専門職系」が1,059円で最も高く、次いで「運輸職系」（1,030円）、「サービス系」（1,026円）となりました。対前年同月の増加率は-2.9％で、14ヵ月連続の対前年比マイナス。職種別では「専門職系」（3.5％）、「運輸職系」（1.1％）で前年比プラスとなった以外、すべての職種で前年を下回り、全体では前年比マイナスに留まっています。
【 九州エリア概況 】
〜平均時給824円。前年比-2.4％で2ヵ月連続マイナスに
九州エリアの平均時給は、824円（前月822円、前年同月845円）で、前月比2円の増額。職種別では、「事務系」が898円で最も高く、次いで「専門職系」（876円）、「運輸職系」（874円）となりました。対前年同月の増加率は、−2.4％で、職種別では「販売系」（0.2％）を除く、6職種で前年を下回っています。
【 北海道エリア概況 】
〜平均時給832円。前年比4.6％で5ヵ月連続プラス
北海道エリアの平均時給は、832円（前月812円、前年同月796円）で、前月比20円の増額。職種別では、「専門職系」が935円で最も高く、「サービス系」（881円）、「運輸職系」（879円）と続きました。対前年同月の増加率は4.6％で、5ヵ月連続の前年比プラスとなったほか、職種別では「運輸職系」（12.6％）、「販売系」（12.0％）、「サービス系」（11.4％）など5業種が前年を上回り、全体でも前年比プラス4.6％となっています。
【 2009年10月の結果から 】
全国の対前年同月増加率は、−0.3％で2009年7月以来、再び前年比マイナスとなりました。エリア別では、3エリアで前年比プラスとなったものの、東海（−2.9％）、九州（−2.4％）のマイナスにより、全体では前年を下回る結果となりました。職種別では、引き続き求人ニーズの高い「看護師」「薬剤師」「福祉・介護・保育」領域で時給水準が堅調に推移し、「専門職系」が、対前年増加率8.6％で12ヵ月連続プラスとなりました。「運輸職系」で4ヵ月連続の前年比プラスになるなど、一部で改善傾向がみられるものの、「事務系」で16ヵ月、「フード系」も8ヵ月連続で前年比を下回るなど、全体的な増加傾向とはいえず、停滞が続いています。特に、メーカーでは生産回復とそれに伴う人員の採用を再開する動きが出始めてはいるものの、時給の動きに影響はなく、製造工を含む「技能・労務系」は26ヵ月連続の前年比マイナスとなっています。
◆ リリース原文は以下をご参照ください。
http://www.inte.co.jp/corporate/library/wage/20091112.html
◆ 詳細の資料をご希望の方は、下記よりダウンロード可能です。 http://www.inte.co.jp/corporate/library/wage/data/20091112_data.pdf
＜「an」について＞
「an」は、1967 年、「日刊アルバイトニュース」として創刊された求人媒体で、以降40年以上にわたり、主に若年アルバイト層の支持を受け、全国でアルバイトを中心とした求人情報提供サービスを展開してきました。2006年、これまで運営を手がけてきた株式会社学生援護会と株式会社インテリジェンスが経営統合。これを機に、2007年7月、「自分らしいシゴトが見つかる」というコンセプトのもと、新生「an」としてリニューアルしました。
現在は、各地域の求人情報に特化した「anエリア」、こだわりや条件で探せる「anセレクト」、正社員、派遣、フリーターなど週5日以上の求人情報に特化した「anレギュラー」という、個人の求職ニーズに対応した3つの求人情報サイトとともに、有料求人誌「an weekly」、フリーペーパー「anエリア」とのメディアミックスによる情報提供を展開。より多くの人と組織の最適なマッチングを目指してまいります。
インテリジェンス http://www.inte.co.jp ／同社プレスリリースより抜粋・11月12日