サンクステンプ、「よこはま夢工房」が初の外部販売に成功
総合人材サービスのテンプグループで、障がい者の雇用支援を手掛けるサンクステンプ(東京都中野区、篠原欣子・代表取締役社長)のクッキー製造部門「よこはま夢工房」は、9月28日(月)より、神奈川大学(神奈川県横浜市神奈川区六角橋3-27-1、学長:中島三千男)の生活協同組合において、大学オリジナルクッキーの販売を開始致します。
弊社は、障がい者の自立促進と就業機会の拡大を目指し、1991年より、オフィスのサポート業務(事務請負、名刺作成)などを行う、特例子会社サンクステンプとして現在、身体障がい者を中心に約180名の障がい者を雇用しております。また、2006年には、知的、精神障がい者を雇用したクッキー製造工房「よこはま夢工房」を開設し、48名に活躍の場を提供しております。
このほど、神奈川大学の生活協同組合において、同工房初となる外部販売を開始致します。同工房は開設当時より、障がい者の自立支援と社会への理解促進のため、地元横浜を中心に大学や保育園・幼稚園などへの外部販売を目指し、営業活動を進めるとともに、生産力と技術力の向上に取り組んでまいりました。開設当初は、弊社グループの登録派遣スタッフ向けのノベルティとして、一日3,000枚ほどの生産を行っておりましたが、大型機械の導入と、一人ひとりの特性に合わせた研修を導入したことで技術力が向上し、現在は6,000枚と大幅に生産力を伸ばしております。
加えて、パティシエの本格指導により、季節感溢れる質の高い商品作りが可能となりました。このような地道な取り組みが評価され、今回の外部販売が実現致しました。校内のバリアフリー化や、障がい者との積極的な交流で知られる神奈川大学での販売が実現したことにより、クッキーを通じ、一人でも多くの学生に障がい者雇用の現状理解を促進することを目指しています。
弊社では、このたびの販売を契機として、地元横浜市内の大学や保育園・幼稚園を中心に、積極的な販売活動を実践し、障がい者のさらなる雇用拡大を目指してまいります。
【 ご参考 】知的障がい者の就業状況:
民間企業への就労を希望する保護者が多いものの、コストや流通の問題から工賃が月額1万円前後と言われる授産施設での就業がほとんどです。08年の民間企業の障がい者就労数は、前年比7.6%増の325,603人に対し、知的障がい者の就労者数は12%増の53,563人、総就労数では16%にとどまっています。(厚生労働省平成20年6月1日現在の障害者の雇用状況について)
【 概要 】
■ 販売開始日:9月28日(月)
■ 販売場所:神奈川大学 生活協同組合 パンコーナー
■ 内容:
・シュガークッキー 100円
・マーブルココアクッキー 100円
・さつまいもクッキー 100円
・ハロウィンクッキー(10月5日発売) 100円
*神奈川大学用にオリジナルクッキーを販売
■ よこはま夢工房概要:
事業開始: 2006年12月
所在地: 神奈川県横浜市南区浦舟町3-46
事業内容: クッキー製造・販売
横浜市と協業し横浜市所有の建造物(旧横浜市立大学浦舟病院1号館)内で、クッキーの製造を行っています。
URL:http://www.thankstemp.co.jp/work/studio.html
テンプスタッフ http://www.tempstaff.co.jp /同社プレスリリースより抜粋・9月28日