アドバンテッジ リスク マネジメント
「事件や事故、災害発生後の従業員の心のケア」を強化
アドバンテッジリスクマネジメント(東京都目黒区、鳥越慎ニ・代表取締役社長、以下:ARM)と東京海上日動メディカルサービス(以下:TMS)は、両社共同で提供しているメンタル不調の早期発見・早期対応プログラム「アドバンテッジEAP」の一環として、『ポストベンション』サービスを開始します。
『ポストベンション』とは、「事件や事故、災害後のサポート」を意味します。事件や事故(同僚の自殺・死亡、犯罪被害など)、災害の発生は、周囲の従業員に多大なストレスを与え、職場の士気や生産性の低下だけでなく、従業員の精神疾患(不安障害、PTSD、うつ病など)発症リスクを高めます。これまでもアドバンテッジEAPは、様々な環境におかれている従業員の心のケアを行ってまいりましたが、今般、新たに『ポストベンション』専門家チームを編成し、事件や事故、災害発生後の従業員の心のケアをタイムリー、かつ効果的に行なえる体制を強化しました。
契約企業・団体数100、対象者27万人(2009年3月現在)という国内最大級の契約実績を有する「アドバンテッジEAP」は、専門家チーム(医師と臨床心理士)の能動的なアプローチによるメンタル不調者の早期発見・早期対応、組織対策のアドバイスなどを通して、多くの企業・団体様から高い評価をいただいています。
今回ご案内いたします『ポストベンション』サービスは、アドバンテッジEAPの持つ「早期発見・早期対応」の強みを最大限に活用し、『ポストベンション』専門家チームが事件や事故、災害発生によるストレスを受けられた対象者に働きかけ、リスクを最小限にするためのカウンセリングや情報提供を行なうサービスです。
1. サービス強化の背景
昨今、労働者のストレスと心の健康問題が深刻化する中、自殺者は11年連続で3万人を超え、うち被雇用者は27.9%を占めています。さらに、社会的事件や甚大な被害を及ぼす災害が発生する機会も増加する中、従業員の方々もそのような状況に巻き込まれる頻度も高くなってきています。そのため、アドバンテッジEAPでは、万が一の事件や事故、災害にも迅速に対応できるように、『ポストベンション』専門家チームを編成し、これまでのサービス体制を整備、強化した次第です。
2. 新サービスの概要
(1) 臨床心理士によるご担当者様(人事労務ご担当者、上司など)への面談、電話、メールによるコンサルテーション
(2) 対象従業員様へのフォローメールの送信
(3) 対象従業員様向けの個別面談カウンセリング、グループカウンセリングの実施
<アドバンテッジEAPについて>
EAPとはEmployee Assistance Program(従業員支援プログラム)の略であり、米国ではフォーチュン500社の90%以上が導入しています。「アドバンテッジEAP」は、ARMがTMSの精神科医と共同開発した従業員のメンタル不調者の早期発見・早期対応を重視する国内最大級のEAPです。待ち受け型の相談窓口が主体である一般的なEAPとは異なり、「アドバンテッジEAP」は以下のサービスを提供しています。
(1) 定期的に“ココロの健康診断eMe”を実施し、ストレスの感受性とストレス状況を測定。
(2) “ココロの健康診断eMe”の結果に応じて、医師が個別にアプローチし、カウンセリングや医療を促す。
(3) 自分自身のメンタル面の悩みだけでなく、体の健康相談、部下・同僚への対応や家族に関する相談も受付。
(4) ストレス要因や組織環境・風土の分析を行い、職場の現状把握に基づき環境改善策をアドバイス。
アドバンテッジ リスク マネジメント http://www.armg.jp/同社プレスリリースより抜粋・8月21日